【感想・ネタバレ】京セラフィロソフィのレビュー

あらすじ

ミリオンセラー『生き方』の原点がここにある。
稲盛哲学の真髄、“門外不出の書”がついに公開!


京セラ、KDDIの創業、JALの再建と、
次々と世界的大企業を発展に導いてきた当代随一の経営者である著者が、
その人生哲学の真髄ともいうべき「京セラフィロソフィ」を、ついに一般向けに公開することになりました。
経営者からビジネスパーソン、教育者、学生、主婦の方まで、
あらゆる立場の人にとって、人生における指針、仕事における道標となる考え方が満載。
ぜひ人生の“座右の書”として、長くご愛読ください。


*目次より

●第1章 すばらしい人生をおくるために
きれいな心で願望を描く/一日一日をど真剣に生きる ほか
●第2章 経営のこころ
心をベースとして経営する/公明正大に利益を追求する ほか
●第3章 京セラでは一人一人が経営者
値決めは経営である/売上を極大に、経費を極小に ほか
●第4章 日々の仕事を進めるにあたって
現場主義に徹する/手の切れるような製品をつくる ほか

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Posted by ブクログ

ネタバレ

はるか昔、大学を卒業したあと友人の男の子が京セラに技術者として採用され、
たまたま集まったときに
「うちの会社こーんなのあるんだよ」
と見せてくれたのが、生徒手帳のような「京セラフィロソフィ」でした。
「社員はみんな家族と思え」
という内容に、
「なにこれ〜校則みたい〜〜」とみんなで爆笑しました。

その後京セラはぐんぐん大きく成長しちゃいましたね。
あらためて読み返すと、その言葉の重さにびっくりします。
ほんとうに企業経営には「フィロソフィ=哲学」が欠かせないものなんだなあ、と実感しました。

真面目にやっている者を笑ってはいけません!

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2017年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いい本に出会いました。京セラ名誉会長の稲森和夫氏の「京セラ・フィロソフィ(=哲学)」です。

この本の内容を端的に紹介すると、稲盛さんが京セラを「京都一・日本一・世界一の企業」にするにはどうしたらいいのか、苦悶と熟考のうえ結論を出した哲学である。

1959年の創業時、資本金300万円、従業員28名で始めた会社を当時、経営の経験のなかった稲盛さんが「どうしたら、正しい判断をし、会社を発展させることができるのだろう」と悩んだ末にたどり着いたのか「人間として何が正しいのか」を貫くことだった。

だれもが、子供のころ学校の先生から教えられるプリミティブ(=原始的な)な倫理観、「欲張るな」「騙してはいけない」「うそを言うな」「正直であれ」という普遍的な倫理観に基づいて、すべてのことを判断することにした。

それを稲盛さん風に経営哲学として、まとめたのが「京セラ・フィロソフィ」である。

まず、「経営者はそのもの自身、立派な考え方を持っていないといけない。そうでないと決して人をひきつけることはできない。したがって、立派な経営をするにあたっては、私自身(稲盛さん)の考え方・人生観・哲学というものをみがいていかないといけないのではないか」と結論付けた。

しかし、本来自由である思想・考え方というものを、「われわれはこういう考え方をしよう」といったものだから、従業員からは、当初たいへん反発を受けたとのことだ。特に大卒のインテリは。

稲盛さんは、大変悩んだ挙句「京セラ・フィロソフィ」に同調できない人に対しては「ほかの会社に行ってもらっても結構」というしかなかったそうだ。

そこで、この哲学の内容を2、3紹介しておく。
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という方程式であるとのことだ。

つまり、いくら能力が優れていたって、熱意が低かったり、ネガティブな考え方を持っていると、結果は低くなるどころか、マイナスになるとのこと。

稲盛さんは、自身の経営塾である「盛和塾」でこういうそうだ。「誰にも負けない努力をしなさい。本当に「誰にも負けない努力をしなさい」」

つまり、人が寝ているときも、起きて頑張れということだ。

これは「モーレツ!だ、ブラックだ!」と言われるかもしれないが、ここまでやらないと部下はついてこないし、仕事の本質はわからない。つまり経営のことが分からない、というのだ。

この京セラ・フィロソフィ手帳は京セラの社員が全員携帯しているものだが、あまりにも評判がいいので、加筆して書籍化することになったのだ。そう、この本を読んだ方は、稲盛さんに、近づけることができるのだ。

最後に「京セラフィロソフィ手帳」では最初このようなことを掲げている。

「経営理念で高らかにうたわれているように、京セラでは全従業員の物心両面にわたる幸福と人類社会の進歩発展に貢献することを経営の目的としています。」

「私たちが目指す物心両面の幸福とは、経済的な安定や豊かさを求めていくとともに、仕事の場での自己実現を通して、生きがいや働きがいといった人間としての心の豊かさを求めていくものです」

「また、私たちは、常に技術を磨き、次々にすばらしい製品を世に送り出していくことによって、科学技術の進歩に貢献するとともに会社として利益を上げ続け、多くの税金を納めることになどを通じて、公共の福祉の増進に貢献していくのです」

「今後もこうした経営目的をはたしていくために、私たちは自らの力で、京セラをさらに発展させ続け、社員一人一人が安心して将来を託せる会社にしていかなければいけません。。。」

とある。ここまでは京セラ・フィロソフィの総論である。では具体的にどのように経営上の問題にあたっていくかの各論は各自、本書を購入して掴んでほしい。私はこの本の購入を決定しました。

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2016年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
幾つか既に知っている物もあったが、改めて学ばせて貰った。
認識を新たにしたものを幾つか。

渦の中心になれ。
ベテランだから中心になる訳ではない、問題意識があるからそこに人が集まり、渦が出来る。

公私のけじめを大切にする。
役得は人を卑しくする、人間の欲には限りが無い。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力。
考え方ぎマイナスだと全てマイナス。
能力や弁舌ではなく、考え方をもってリーダーを選ぶ。

小善は大悪に似たり。
社員を大事にするとは優しく接するということではなく、厳しく叱ってでもそだてなければならない。

能力を未来進行形でとらえる。
今出来ないことを出来ないと諦めず、その目標に対応できるようになるまで高める。

調和の感覚のない人間に不良や異常は発見出来ない。
整理整頓は調和の感覚、それに違和感を感じない人間には、何かがおかしいと気づけない。

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2014年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

稲盛さんの経営哲学の本質が凝縮されている感じ。

人生の豊かさは仕事に打ち込むことで生まれる
労働を通じてこそ真の人格が形成される
日々の創意工夫が地味な努力の積み重ねを支える
→成長
率先垂範
常に創造的な仕事(やり方)
明確な目標→自ら燃える

毎日の小さな「創意工夫」の積み重ねが偉大な技術開発へとつながっていく;自ら窮地に追い込んで苦しみながらも与えられた課題を解決するということで,1つ1つの経験が自信となって蓄積される。独創性というと難しく思えるが,毎日の創意工夫の積み重ねなのです。ちょっとした工夫や改善を連綿と続けていくことが,偉大な開発,偉大な技術へとつながっていく。

潜在意識にまで透徹する強い持続した願望を持つ:どんな課題であってもまず,「何としてもやり遂げたい」という思いを心に強烈に描く。

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2015年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最近MBAを修了した会社の同僚からの推薦図書として手に取った一冊。読書メモから一部を抜粋↓↓
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pp.32-33
◎会社はトップの器以上にならない
トップが持つ人生観・哲学・考え方が全てを決める

pp.178-
◎知識より体得を重視する
知っていることとできることは全く別物。
人から教わったり、本から得た知識よりも、自らの身体で得たもの(経験に裏打ちされたもの)を重視する。

p.528
◎従業員の採算意識(原価意識)を高める
経営者から口うるさく言っても逆効果、従業員が自ら採算意識を持って動く
この仕事に、自分に、原価はいくらかかっているか、それで採算は合うか?

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

稲森氏の京セラフィロソフィー。
企業として芯をもって成長を続けるにはどのようなものが必要なのか。学ぶべく読書。

メモ
・心を育てる。育てようとすること。

・物事を明るく善意に受け止める

・楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。

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2021年07月25日

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