あらすじ
トリイの補習教室は、あらゆるクラスからはみ出した子どもたちで大混乱。自閉症、識字障害の子、暴力的な子、鬱状態の子に全精力を傾けるトリイに彼らはいう。「わたしたち、どうせよその子じゃない。なんでそんなに気にかけるの?」やがて四人は互いの能力を引きだしあい、トリイとの間に特別な絆が結ばれていく/掲出の書影は底本のものです
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Posted by ブクログ
出てくる4人の子どもたちに、幸せになってほしいと思いました。
ちいさな子どもなのに、私たちに想像もつかないほどの重荷と大きく深い傷を持っていたり、
なのに、素直さを失っていない子どもたち。
著者が、本の中で何度も彼らは「美しい」と言っている意味が少しだけ分かる気がしました。
子どもの強さ、繊細さ、神秘的な部分を感じました。
そして、
大人が与えた子どもへの傷は、治ることも改善することも、ほぼ不可能なのではないかと、あきらめていた私には、
著者の、その時、そのときを過ごしていく、っていう
考え方や、彼女の行動力と忍耐強さに勇気を貰えました。