【感想・ネタバレ】江戸時代の生活便利帖 現代語訳・民家日用廣益秘事大全のレビュー

あらすじ

江戸、京都、大坂で広く読まれていた、知られざる幕末のベストセラーが、初めて現代語訳された。病気の治療、気象、衣服、掃除、暦、占い、料理など……約1000項にわたる、江戸庶民の生活全般の知恵を網羅!
「書物の間に、朝顔の葉か実を紙に包んで入れておくと、虫がつかない」
「夏に、煮物の上に唐辛子を置くと、日持ちする」といった、現代生活でも役に立つ情報から、「餅が喉につまったら、もぐらを黒焼きにして呑ます」「十二月にブタの耳をとり、梁の上にかけておくと、必ず富貴になる」「大便をこらえるには、男は左、女は右の掌に指で大と書き、舌で三度なめる」といった、珍妙な知恵まで、盛りだくさん。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

●訳者まえがきにて、「現代においては陳腐化しているもの、役に立たない、或いは効果がないといった事柄も多いのですが、この大全からは当時の民衆が何を求め、何に苦しみ、どんな不安や楽しみを抱いて生活していたかの一端を知ることができます」とある。ただ、教科書的に歴史を学ぶのではなく、こういった視点で以って歴史に触れるのもまた大事なことであるように思う。

0
2018年10月23日

「暮らし・健康・美容」ランキング