【感想・ネタバレ】ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切りのレビュー

あらすじ

世界を変える力さえ持つ「140字のつぶやき」はどうやって生まれたか? 思いがけない創業、仲間の裏切り、そして世界3億人のユーザーを獲得するまでの軌跡を、4人の共同創業者を軸に描き出した全米ベストセラー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分のことも、ニュースのシェアも、町の様子も普通につぶやいて使っちゃってる。
けど、サービス運営側は、自分のことを書くのがtwitterか、ニュースをシェアしたり自分が何を見てるかとかをするのがtwitterかの方向性で悩んでたのは知らなかった。
このすれ違いが起きるのは、どう成長させていくかを決めるし、わかるような。でも、twitterはプラットホーム。つぶやくのはユーザー。
コンテンツを作ってもらい配信する流通のプラットホームは、投稿内容までコントロール出来ないということですね。

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2014年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ツイッターの創業に関わったノア・エブ・ジャック・ビズの4人を中心としたストーリー。
ネットを介して皆とつながりたいと考えたサービスだったが、内部闘争の果てに追われたノア・エブ・ビズはオフラインの大事なつながりを手に入れ、一度追われ返り咲いたジャックは孤高の道を進む、というのが皮肉で印象的だった。

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2015年05月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本を読むとツイッターを使う気が失せます。。。

というのは半分冗談ですが(半分本気)。

本自体はとても面白い、というか不愉快な話が多いので、興味深い、という言い方の方が適切でしょうか。

本書の著者のせいではなく、サブタイトルにあるようにツイッターに関わった人たちの間に、金や権力、裏切り(名誉欲も)に満ちていて、読んでいて不愉快になること間違いなし。

他方、学ぶことももちろんありました。

・一見同じ方向を向いて動いていても、その裏には、関わる人それぞれの様々な思惑があるのだろうということ
・一人でやるならともかく、複数の人間で物事を動かそうとすると、それは多かれ少なかれ避けては通れないのだろうということ
・そしてそれは決してネガティブな評価としてだけではなく、仮に良い面だけ見たとしても、一つの目標の下に、関わる人間の内面や背景には異なった様々な考えがありうるのだということ

・・・ですね。

フェイスブックに関する同種の本よりも、ドロドロ感が強いような気がします。

どこまで真実なのかは分かりませんが。

また、シリコンバレーでのスタート・アップと呼ばれる起業について、少しわかった気になれるので、その点も興味深いかもしれません。facebookが最初大学生のお遊びだったのに比べると、こちらの方がもう少し目的的に生成されたのだな、と思いました。

まあ、読んで損な本ではないと思いました。

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2014年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エブはツイッターがニュースネットワークだという構想をジャックに話したが、ジャックは賛成しなかった。地震のツイートを見て、ツイッターの速さを示す実例だと思っていた。
ジャックはそのあとも、ツイッターは自分のことを話す道具だと見ていた。エブは、世界で起きていることを覗き見るファインダーだと考えるようになっていた。
このちょっとしたニュースのような出来事は、大衆にはほとんど知られなかったが、ジャックとエブは、ツイッターがなんであるかについて、それぞれの哲学で異なる見解を持つようになった。そして、それぞれの視点から、その潜在的な力に目を向けた。

フレッド・ウィルソンが書いたブログの記事を引用して、「ツイッターはこれからどういう役割を果たすのか?」と、フレッドは記事で問いかけ、ツイッターがウェブで将来どういう位置を占めるのかを論じた。
「インターネットのステータス、拡散(ブロードキャスティング)システムになるだろう」
「ぼくは、ツイッターを電気・ガス・水道のような公益事業と見なしている」とジャックはいった。

世界中の国の政府がツイッターのサイトを常時見るようになり、ツイッターは、地球の隅々まで見張れる全展望監視装置(パノプティコン)と化していた。ホワイトハウス、ダウニング街10番地、クレムリン。学者、活動家、独裁者。CIA、FBI、国務省。そういったすべての機関や個人が、監視し、イランの抗議活動の情報を収集し、現地で起きていることをよく理解するためのツールとして、ツイッターを利用していた。

二人(ゴールドマンとビズ)が開発にかかわったこのテクノロジーは、わずか三年前には、洗面所に行くと書いたり、パーティーでただのビールが飲める場所を探すのに使われていた。それがいまはテヘランの街路で、政府を転覆させるのに使われようとしている。
そのことは、人間の柔軟性を物語っていた。人間に木を一本あたえれば、舟をつくる。木の葉をあたえれば、カップにして、そこから水を飲む。石を与えれば、それを武器にして、自分や家族を守る。小さなボックスと140字という制限をあたえれば、中東の抑圧的な独裁政治と戦うのにそれを応用する。

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2014年06月20日

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