あらすじ
誰よりも信頼していた親友に裏切られ、捕われの身となってしまったスレイ。だが、意外な人物の登場により、彼は窮地から脱出する。一方、ベルファルドらの乗った巡洋艦『アポフィス』は、ナ・バァム・ドムからの直撃弾を浴び、艦長ほか有能なクルーを失ってしまう。と同時にその衝撃に巻き込まれたエッソは、一刻も早く手術を受けなければ命が危ない状態に。逃げようにも艦は壊滅寸前。「ああ、もうお終いだあ……」とへたり込む乗組員たち。絶体絶命のピンチに追い込まれるなか、彼のひと声が艦内に響きわたった。「今から、僕がこの艦の指揮を執らせてもらう」ついに眠っていたタイラーの血が目覚めるか!? ベルファルドの本領発揮が期待される、シリーズ第7弾!
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Posted by ブクログ
当時、この巻を読みながら「すごいすごい」と口走っていました。ベルファルド覚醒編、あるいはそよかぜ復活編。それまでの無責任シリーズ(アニメ版も含めて!)の集大成になっている気がします。
全ページが見所!という様な怒濤の展開です。艦隊戦もかっこいいよ。
イツマは、この巻負けっぱなしで……でも、その逆境に立たされた姿もまたいいんじゃないかと思います。
冒頭の捉えたスレイを見つめるイツマの冷淡さと愛情が折り混ざった感じもいいんだよねー。逆にイツマを捉えるスレイの所もいいです。スレイは紳士だね……。この二人の「好きなんだけど、どうしても折り合わない」というお互いに対する想いがよく表れているシーンだなと思います。
アンリ・ゴドーの活躍も渋くてとてもいい味を出しています。最期もかっこいいです。