【感想・ネタバレ】「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。のレビュー

あらすじ

構想7年、執筆3年。食のプロや業界関係者の間で「食品業界を知り尽くした」と言われる男が

「裏側」の見抜き方、「いい店」「おいしい料理」の見分け方をやさしく解説!今日からあなたの「行く店」と「頼む料理」が変わる!



【1.裏側はすごい!】業界最大のタブーを公開する!

●とても実名では書けない!衝撃の覆面食べ歩きレポート

・某居酒屋チェーン店「ほとんどニセモノ食品だね。ランチは夜の余り物を処分するためでは?」

・某イタリアン・チェーン店「このドリアはチーズとホワイトソースがひどい。イタリア人が食べたら怒り出すよ」 etc



●輸入野菜&ニセモノ食品&成型肉&添加物が使われ放題!

・9割は輸入野菜!2年前の米!添加物だらけの「ヘルシー和食メニュー」!

・立ち食いそばは小麦粉が8~9割!もはや「茶色いうどん」。だから安い!



【2.でも大丈夫!!】誰でも必ずできる「いい店」「おいしい料理」の見分け方!

●「見た目」だけで、ここまでわかる!



●いい店、おいしい店は「ここ」で見分ける!



★全国チェーンにもうまい店はある!──「何が他店と違うか」理由も詳しく解説!

【主な内容】
本当なら袋とじにしたい! 衝撃の覆面食べ歩きレポート 「食品業界を知り尽くした男」河岸が「裏側」の見抜き方を徹底解説!
【ラウンド1】某大手ファミレスチェーン店──「混ぜもの」をめいっぱい入れたハンバーグ
第1章 日本の外食がダメになった理由──「安さ」と「安全」を優先するあまり「おいしさ」を失った
第2章 外食の強烈にショッキングな裏側──増量し放題? ほとんど輸入食材? ご飯は2年前の米?
第3章 包丁いらずでバイトでできる! 何でもありの「仕入れ品」はこうして見抜け!
第4章 本当なら袋とじにしたい! 衝撃の覆面食べ歩きレポート
【ラウンド2】某洋食屋──真っ黒でベトベトの油で揚げた肉とすっぱいご飯
【ラウンド3】某イタリアン・チェーン店──水で2割薄めた味のチーズ、ホワイトソース
【ラウンド4】某コーヒーショップ・チェーン店──衰退するのも当然の店
【ラウンド5】某大手定食チェーン店──当たり前のことをきちんとやればおいしい
【ラウンド6】某居酒屋チェーン店──ほとんどがニセモノ食材のひどい店
【ラウンド7】某老舗ビアホール──安心して食べられる職人がいる店
【ラウンド8】某ベジレストラン──TPPで日本の農業が生き残るための唯一の方法
【ラウンド9】某大手回転寿司チェーン店×2軒──急成長する店、凋落する店にはちゃんと理由がある
第5章 外食の達人が奥義を伝授! いい店、おいしい店を見抜く極意
【外観・内装編】厨房と段ボールをのぞき見る──その店が隠しておきたい「全貌」がわかる etc
【客席編】ホールの人の反応を見る──さりげなく客をいつも見ているか。呼んでも来ないのは論外 etc
【料理編(チェーン店)】ジャンル別・おすすめ全国チェーン店リストetc
【料理編(個人店)】店前に瓶ビールを置いている店は論外 混んでいる店、活気のあるカウンターキッチンの店ははずれがない etc
特別付録★1 河岸流、これが「いい店」の選び方だ!
特別付録★2 消費者にも外食店で働く人にもおすすめ!メニュー&ポスターの「言い回し」チェックリスト
特別付録★3 外食店で働く人におすすめ!プロが使っている自主点検リスト

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Posted by ブクログ

ネタバレ

胸を張って言える事ではありませんが、食い意地はってます。美味しいもの食べるの好きです。幼いころから、それこそ人の味覚が決まるころまで美味しいものを食べさせてもらってきたし、現在も美味しいものを選んで食べている方かと思います。

そんなわけで、ネットで見かけたこの本を読んでみたのですが、中々恐ろしい事が書いてありました!外食産業の裏側ってそうなんだ…と。植物性タンパク質50%のハンバーグってハンバーグじゃないですよね!そりゃ、嫌いな食べ物が市販のハンバーグだったわけです。

自分は外食はあまりしません。作ります。基本、夜はお酒を飲むので外で酒を飲んで自宅に買ってくるのが億劫なのです。つまみを自分で作り、のんびり手酌酒します。でも、若い頃は色んなチェーン店で飲んだりしましたし、作るの面倒でファミレスも行きました。その時食べていたものがこんなに恐ろしいものだったとは…。

そして、自分が働いたことのある飲食店について思いをはせてみたものです。ああ、あそこのアレはああいうことだったんだ、あれはそういうことだったんだ…。と。もちろん中にはきっちり市場に行って仕入れをして料理を出している店もありますし、そういう所は本当に美味しいです。しかし、そういう所ばかりではないのです。

そして、この本、ちゃんと、うまいチェーン店を名指しで書いてくれているのがありがたいじゃないですか。普段は外食しない自分ですが、外食するときにはここで紹介されている店に行こうと思います。

小さい時によく行ったチェーン店はミスドでした。自分はシュガーレイズドを食べていました。そして、大人になった今美味しいコーヒーを飲むのにはスターバックスに行っています。
両方この作者から高評価をいただいている店です。世間一般では万人に受け入れられるかどうかは分かりませんが、この作者さんとは食べ物の好みが合いそうだと言う事は分かりました。

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2017年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ネットの紹介記事で一部抜粋されていたのを読んで
面白そうだなと思い読んでみた。

もっと手ひどくこき下ろすような、
こういった本にありがちな上から目線でケチを付けるような
内容なのかと思っていたら、
長年業界にいて身につけた知識やスキルに裏打ちされた
内容で非常にためになったし納得もできた。

古き良き時代には外食というのが特別なものだったのに
今は楽をする為に安くて便利なお店に行くようになっている。
あまり材料が手に入らなかった時代の工夫であった
少しの原料から材料を増やすことや
代用品の利用なども、単なるコスト削減の手法として使われるようになった。
しかもそれを隠して嘘をつき、高級食材を使っているかのように宣言することは非常に問題である。

仕入れ品が駄目な訳ではなく、何のためにそれを使うのかがはっきりしていないことが駄目なのだ。
セントラルキッチン方式にしろ、
味の均一かのためかコスト削減かで大違いだ。
経営者が消費者の方を向いているかどうかなのだ。

また、スタッフをどう見ているかというのもポイントだ。
雇用機会を東南アジアに譲り渡すのは確かに指摘のとおりおかしな話だ。
ニートだブラックだと問題になっているが、仕事自体はたくさんある。海外に発注したり外国人を安価な時給で雇い
日本人も正社員ではなく非正規雇用をして、それなのに正社員なみの仕事を押し付ける。

育てるつもりがなく、スキルに対価を払う気も無い。
人件費を無駄な出費と見てスキルのある人をクビにし
コスト削減だと勘違いしバイトを雇う。
バイトにきちんと教育をする訳でもなく、教えられる人もおらず
技術は継承されず誰でも出来る内容のことしか出来ないから
冷凍食品を解凍して盛り付けるだけのものしか出せなくなる。
非常に悪循環なのだ。

経営が自分の儲けの為だけで、自分さえ良ければ良いのか
良い物をお客様に提供し自分も相手も嬉しく
スタッフも笑顔で経済によって社会貢献にもなるのが良いのか。
後者を是とする"ホワイト"企業が増えていってくれれば、外食は美味しいものを食べにいく楽しいことにまた戻っていくだろうし
大袈裟ではなく雇用問題や経済問題も解決するだろうと思う。

野菜ひとつとっても切り方を変える、器を変えるといった
ホスピタリティを大事に
小さなことを丁寧にきちんとやる。
それが付加価値として消費者にしっかり認識されて
そのお店が流行るというのが、正しいあり方だろう。

先日、料理はまぁまぁだが席が狭く常に隣の人と肘が当たるような状態で
鞄を置くところもなく料理も二品ずつくらいしか載らない狭いテーブルで、
瓶いっぱいにつめこまれたカトラリーのせいで更に圧迫されていた店に行ったばかりなので、
『箸立てはあなた以外の人のためにある』という言葉もなるほど確かにと思わされた。

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2016年03月28日

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