【感想・ネタバレ】サバイバル宗教論のレビュー

あらすじ

本書は、インテリジェンスの専門家にしてキリスト教神学者である著者が、禅宗寺院の最高峰、京都・相国寺で禅僧を前に行なった連続講義の記録です。目に見える政治や経済の動きを追うだけでは世界はわかりません。民族や国家の原動力となり、実際に世界を動かしているのは、目に見えない宗教であることがしばしばだからです。宗教を知ることは単なる教養のためではなく、今後の世界を生き抜くために必須。本書で著者は、「民族と宗教」、「国家と宗教」という、通常のジャーナリズムや学問の見方では捉えきれない難問に正面から取り組んでいます。とりわけ危機の時代において宗教がもつ重要性を、単なる「教養」ではなく「生きた智慧」として教えてくれるのです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

サバイバル宗教論

民族の生き残りに成功しているのは、土着の宗教があるから
一人一人の具体的な社会生活の中で、仏教を媒介とした生き方を通して影響を与えていく。

自分の考えさえまとまらないんだから、みんなで議論したってまとまるはずはない。
絶対に正しいという調子で外から言われることが現地にとってどれだけ負担になっているのか


多民族国家ロシア
83個の連邦構成主体
人口1億4200万人、182の民族
80%以上は東スラヴ系民族のロシア人、他ウクライナ人、チェチェン人などの非スラヴ系
・ロシア人(ルースキー):民族名としてのロシア人
・ロシア人(ラシヤーニン):ロシア国民としてのロシア人
アファーマティブアクションを行っている

民族を超える新しい思想→プーチンという新たな宗教性を帯びた皇帝の出現

ナショナリズムに関する間違った見方(アーネスト・ゲルナー)
①自然であり、必ずある
②誰かが支配階級みたいな形ででっち上げたにすぎず、これなしで済ませることができない
③本来階級に届けられるべきだったものが誤って民族に届けられてしまった、宛先違い
④先祖の血や土の力が再びあらわれたもの
ビザンティン神学は否定神学で、否定して残余によって説明する。→禅に通じる


水戸黄門沖縄編はない。
印籠は効かないし、助さん格さんは琉球空手に勝てない
天皇神話に包摂されない領域
沖縄があるから日本は帝国
沖縄には易姓革命思想がある

海兵隊はもともと山梨と岐阜にいたが、反対運動がひどくなってきたので沖縄に移した

ニライカナイ信仰
良いものも悪いものも遠くからくる

1880年に宮古島、石垣島、西表島、与那国島の4島を中国に割譲するという分島増約を結ぼうとする
石垣の付属諸島として尖閣がある

日米和親条約のほか、琉米和親条約があり、琉仏修好条約、琉蘭修好条約と3つの国際条約を結んでいる。
これは、琉球が国際法の主体であったということ。
琉球処分の時に琉球王とともに条約も東京に持ってきた。
易姓革命思想があるから忘れていた。

もともと沖縄は独立国だった。国際社会もそれを承認していた。
沖縄は排他的経済水域圏が広く、ガス田もあるので、
独立したらクウェートやノルウェーのように資源で豊かな国になる。

第二次世界大戦のとき、アメリカは日本に攻めてきたが、中国は攻めてきてはいない。


不可能の可能性に挑む
人間は神ではない。しかし、人間が神になれると勘違いしたのが宗教だ。
だから人間は宗教というものを徹底的に批判していかなければならない。
人間は自分が手を触れることができる世界の外側について、どうしても考えてしまう。
そこで重要なのは、人間が神について語ることはやめて、神が人間について語ることに謙虚に耳を
傾けることだ。そして牧師という立場にいる人は、説教壇の上から神の言葉を語るように努力せよ。

天才の時代が終わって使途の時代に帰れということ。
天才は自分の中にある力を外側に出す、使途は力を持たず、外の声に耳を傾ける

言葉の重要性
言葉は信用できない。迷いは言葉から生じてくる。だが人間には言葉しかない。
沈黙も言葉に含まれる。

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2017年10月25日

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