感情タグBEST3
ずっと昔 酒見賢一の原作を読んで感銘を受けた記憶があるのでコミカライズされたこの作品も読んでみた。原作は比較的短めの作品で、戦記物にしては淡々とした筆致で描かれていたのが印象に残っていたが、このコミカライズ版はまるで別物。グロテクスなまでに迫力いっぱいに描いている。これはこれでしっかり楽しめる。
Posted by ブクログ 2012年10月10日
主人公、革離には覚悟がある。
取り繕うべきプライドはあまりない。
それは信念があり、覚悟があるからである。
その他の事はどうでもよい。
普通の登場人物にはプライドがある。
権力というプライドだったりする。
プライドは肩書につく。
個人につくのは覚悟や信念である。
似たような感じで全く違うものだ...続きを読むと思う。
革離は墨子であり、墨家として学んできたことに絶対の自信がある。
それが信念であり、覚悟を持っているのだ。
バックボーンのない、信念や覚悟は単なる独りよがりなものである。
革離をみればわかるが、バックボーンがあってさえ、
覚悟がある人間は人から疎まれるものである。
しかし、
覚悟を持って生きたい。
もちろん覚悟を持てるための信念を持たなくてはならず、
そのためには勉強がとても大切である。
何も恐れることはなく覚悟を持つことが、
それが難しいんだけど、そして孤独だ。
そんな革離にも何巻だったか仲間ができる。よかった。
Posted by ブクログ 2013年10月10日
守のエキスパート墨家であるスキンヘッドな漢の生きざまを描いた中国戦乱記。武将ではなく庶民からの目線で戦をとらえています。
城の守りについての内部の動き、虫という刺客のアイデアなど無駄なくストーリーが進行していく展開が好きです。
随分前に途中まで読んだ事があったんやけど、
ラストを覚えていなくて電子書籍で購入。
意外に夢のある終わり方で安心しましたww