【感想・ネタバレ】かがやく月の宮のレビュー

あらすじ

かの有名な竹から産まれたという逸話も、五人の公達の尋常ならざる貢物も、すべて竹取翁の仕掛けた罠だった――? 翁の術中にはまった帝は禁裏を抜け出し、竹取館へ向かう。愛しのかぐや姫と邂逅を果たした帝は、しかし、病に伏してしまった。天照大御神の末裔は一体、何を見たのか。姫が昇天する夜、月が真実を照らし出す。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

スゲーとこ突いてきた小説。
竹取物語をこういう風に解釈するかぁ。
SF・ファンタジー・奇譚・とんでも歴史考察・姉弟ショタ…あるゆるものをごっちゃに詰め込んで、引っ掻き回して、最後の落としどころはあの長編小説とは、落としどころもサスガというか。

もっと書き込もうと思ったらなんぼでも伸ばせるベースあるはずの下地、なんならこれの設定だけで結構な大河歴史ファンタジー小説が書けると思えるのに、ギューッっと濃縮して200Pあまりに納めたところも良かった。気になる伏線放置(竹取翁どうなってん、とかあるも、それでも冗長になるよりは良かったかも。

奇想天外な小説読みたい方にお勧め。ボリュームの割に読み応えあって、伏線の張り方、解決の仕方に肝持ってかれるの楽しいよぉ

0
2016年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かぐや姫を帝から描いた物語。帝のはかない雰囲気は美しく、その一方で藤原氏が台頭する朝廷の雰囲気はリアリティがあり妖しさとリアルがほどよく交わり、とても面白く読めました。
アルテミス→嫦娥→月読、月読=スサノオの考察が面白かった。そういえばあの3人の中で月読神の存在感って全然ないものね・・・。

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2014年12月13日

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