【感想・ネタバレ】日本語を叱る!のレビュー

あらすじ

近年の「カタカナ言葉」や、「一語文」「タメ口」に代表される若者言葉、それに携帯電話やメールなど情報環境が激変したことによって日本語に大きな混乱が生まれている。「甘やかされた日本語」の現状を丁寧に分析し、「雑種言語」としての日本語の歴史を再検討しながら、新たな可能性を探る。

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Posted by ブクログ

題名+目次で言いたいことはすぐ分かるけど(笑)
「正しい日本語」本によくある、極端な例を挙げ連ねて糾弾するのでなく、なぜ「悪い」のか、なぜ「悪く」なったのかが日本語の特性に則して書かれてて良かった。感性に頼りすぎか。

最後の方の、二極化とあいまい化は矛盾してる?

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2011年09月23日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
日本語は曖昧な言語であり、情意表現に適していると言われることが多い。
けれども「テニヲハ」や、後置詞「によって」や「において」などを駆使しながら、明晰な意味を表現できるようになった。
ところが、近年の「カタカナ言葉」や、「一語文」「タメ口」に代表される若者言葉、それに携帯電話やメールなど情報環境が激変したことによって大きな混乱が生まれている。
「甘やかされた日本語」の現状を丁寧に分析し、「雑種言語」としての日本語の歴史を再検討しながら、新たな可能性を探る。

[ 目次 ]
第1章 甘やかされた日本語を叱る―もう以心伝心にはたよれない
第2章 カタカナ語の濫用を叱る
第3章 漢語の濫用を叱る
第4章 歴史への無知を叱る
第5章 若者ことばを叱る
第6章 感情過多の日本語を叱る
第7章 開かれた日本語のために―翻訳の思想

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2014年10月28日

Posted by ブクログ

「孤立語」ー中国語「屈折語」ー英語、ドイツ語等「膠着語」ー日本語


和をもって尊しとなすという日本的美徳をもそろそろ返上すべき時期にさしかかってきているかもしれません。この美徳があるために、我が国ではしばしば論理を通すことが困難になるからです。議論を交わし、論理的に話し合おうとすれば、時に感情的な軋轢が生じるのは当たり前。そうした不和を恐れていては、お互い不平ををかこちながら遠慮するばかりで、もう一段上の和は望めません。議論を交わすにあたり、私谷地には勝ち負けへのこだわりをきれいさっぱり捨て去る努力も必要になるでしょう。

以心伝心にのっかって「かなり」「結構」「案外」といった主観的ないいまわしをしてしまいますが、これがまた、あいまいであることともに感情や価値観がからむので中尉が必要です。」

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2009年10月07日

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