【感想・ネタバレ】SYNC なぜ自然はシンクロしたがるのかのレビュー

あらすじ

ホタルの同時発光からスモールワールド現象まで思いもよらぬ現象を数学がつなぐ不思議
完璧にシンクロして光る無数のホタルは、どこかに指揮者がいるわけではない。心臓のペースメーカー細胞と同じで、無数の生物・無生物はひとりでにタイミングを合わせることができるのだ。この、同期という現象は、最新のネットワーク科学とも密接にかかわりをもち、そこでは思いもよらぬ別々の現象が、「非線形数学」という橋で結ばれている。数学のもつ驚くべき力を絶妙の比喩を駆使して紹介する、現代数理科学の最前線。/掲出の書影は底本のものです

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Posted by ブクログ

ネタバレ

SYNC: なぜ自然はシンクロしたがるのか

ストロガッツ教授の歩んできた、複雑系研究の道。
その一つの道しるべとして、同期現象を取り上げています。
振り子、蛍、細胞、シナプス、脳波、睡眠、惑星、量子、自己組織化、WWW、交通渋滞・・・・
意志を持たない物すらも、あたかも意志を持っているように同期する不思議。
端緒についたばかりの非線形な複雑系、ネットワークの研究が、様々な同期の不思議を解明していく歴史がエキサイティングです。
異端の学問だったCで始まる、Cybernetics, Catastrophe theory, Chaos theory, Complexity theoryが、研究の中心になっていくであろう今後が楽しみです。

竹蔵

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2025年09月03日

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