あらすじ
周りが何をしようと無反応な七歳の少女ヴィーナス。決して話そうとしなかった彼女が、トリイの愛を受け次第に心を開きだした矢先身も凍る事件が! ただ一人、面倒をみてくれた知的障害のある姉からも引き離された少女が、真の安らぎを得るまでを描く感動作。/掲出の書影は底本のものです
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Posted by ブクログ
問題を抱えた子達を、大きく成長させてくれる著者は本当にすごいと思うし、精神学、心理学、カウンセリング、教育、福祉は奥が深いのだと思う。
どんなに難しくても人が人を救える可能性は信じるもの…なのかも。
あとジェリーの考え方も正しいと思う、正しさは色々あって合わないこともあるんだな、と。
ワンダとの再開で涙が止まらなくなった。
彼女のヴィーナスを呼ぶ『ビューティフル・チャイルド』がとても美しくも切ないものに私は感じる。
彼女が犯された実母だとしたら更に切ないが、姉だとしても深い無償の愛と求めあう心が確かにあるのに。
再び一緒に暮らせることなく亡くなったの事実が悲しい。