あらすじ
25万部突破のベストセラー、待望の続編!
パワーアップした9つの「実験」です。
ベストセラー『こうして、思考は現実になる』の続編がはやくも刊行されました。
前作で、「引き寄せ」の力を体験した人たちに、今回も強いパワーを感じさせてくれる、
新たな9つの実験が紹介されています。
今回はなんと、「お金の手に入れ方」から「願いがかなう言葉の使い方」
「嫌な人とのうまい付き合い方」「自然からのメッセージの受け取り方」まで、
思い通りの世界を作り出すための具体的な方法が書かれています。
さあ、新たな実験で、ますますパワフルでエキサイティングな人生を作りましょう!
*目次より
◎世界の「大嘘」を見抜き、思い通りの世界を手に入れよう
◎「あなたの思考」は、「あなたの人生」で現実になる
◎いち早く身につけるべき「ワールドビュー2.0」とは?
◎お金にまつわる6つの新しい常識
◎赤ちゃんに「絶対に教えてはいけないこと」
◎どんな脳トレよりも効果的な「ストレスの減らし方」
◎奇跡を起こす6つの思考パターン
◎もっとも信じてはいけない、12個の「嘘」
◎濃厚ミルクシェイクを飲んでも太らない方法
◎本書は「手放す」力をあなたに与える
感情タグBEST3
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宇宙パワー
この本とは関連がありませんがレイキを学び、本当に宇宙と私は繋がっている体験があります。これから実験を開始します。私は48時間以内に、緑豊かでコミュニケーションあふれ理想の街で大好きな人と一緒に暮らす準備が出来た。
Posted by ブクログ
すでに実行している事が書かれてたりして笑って読む。
1の発行される前から実行している事が、書かれてあったりしたので。
あぁ、これは良かったんだ。 と実感したり。
今回も実験があります。全部で10の実験。
さすがに難しいのもありますが、ゲーム感覚で遊びでやると楽しいと思う。
実際、自分が思ってて実行してた事がそのまま文章になってたりして納得してました。
インパクトは1の方が凄いけど、さらに突っ込んで話すならこっちかな?
実験も大胆になってるし。
信じる、信じないは個人の自由だし、結果をどう取るかも個人の判断。
私は楽しかったです!
Posted by ブクログ
【この本で語られるのは「世界の仕組み」ではなく「自分の仕組み」だ】
『こうして、思考は現実になる2』を読み終えてまず感じたのは、「世界がどうなっているか」よりも、「自分がどう世界を見ているか」に徹底的に焦点を当てた本だ、ということだ。量子的スピリチュアル用語や「宇宙」などの言葉が使われてはいるが、その中身は、思考・注意・期待がどのように体験を組み立てているかを、実験という形で検証させる試みだ。世界観を押しつける教科書ではなく、「自分という装置のマニュアルを自分で書き換えてみるためのワークブック」に近い。
【「不幸を作っているのは自分」というショックを、実験でやわらげる】
本書の核心は、「今の不幸は、世界に起きているというより、自分の思考とストーリーが組み立てている」という残酷な事実に、いかにして読者を直面させるか、という一点にある。そのまま言えば、ただの“自己責任論”として反発も生むテーマだが、著者はそれを「48時間でできる実験」の形にしている。読者は、自分の注意の向け方や、信じている物語を少し変えてみることで、現実の「解像度」や「意味」が変化して見える体験をする。論破ではなく体感を通じて、「ああ、やっぱり自分がこの状態を維持していたのか」という気づきに、少しずつ近づけていく構造になっている。
【実験は“引き寄せショー”ではなく、認知の再訓練プログラムだ】
一見すると「赤い羽根が現れる」「臨時収入が入る」といった、“いかにも”な引き寄せ実験が並んでいる。しかし、単なるご利益ショーとして読むと、この本の面白さの大半を取りこぼす。よく見ると、実験はすべて、「前提を変える」「意味づけを保留する」「自分の物語を書く/書き換える」といった、認知行動療法にも通じるマインドの再訓練になっている。うまくいった・いかなかったという結果よりも、「その結果をどう解釈し直すか」まで含めて実験になっているところに、この本のしたたかさがある。
【成功談は“エビデンス”ではなく、読者のハードルを下げるための装置】
本書には多くの成功体験が挿入されている。論理に厳しい読者ほど「これはバイアスの見本市だ」と感じるだろうし、実際そういう側面は否めない。ただ、読んでいて気づくのは、これらのエピソードが「正しさの証明」というより、「自分にもやってみてもいいかも」という心理的ハードルを下げるために配置されていることだ。実験そのものは、かなりシンプルでハードルが低い。その手前に「こんな人にもできた」というストーリーをずらりと並べることで、「自分の懐疑心ごと抱えて一歩踏み出してみないか」と背中を押す役割を果たしている。
【この本は、信じるための本ではなく、自分の“悪いクセ”を見つけるための本として読むとおいしい】
本書を「宇宙はこう動いている」という解説書として読むと、どうしても量子論の扱い方や因果の飛躍が気になってしまう。一方、「自分はどんな前提で世界を見ているか」「どんなパターンで不幸を維持しているか」をあぶり出すツールとして読むと、急に実用的な本に変わる。章ごとに提示される「世の中の大嘘」「不足の物語」「お金のストーリー」などは、そのまま自分の内面を点検するチェックリストになる。自分がどの嘘に一番反応してしまうかを観察するだけでも、かなりの自己理解になるはずだ。
【未読の人へ:これは“前向きになるための本”ではなく、“自作自演の不幸から降りるための本”だ】
この本の魅力を一言でいうなら、「自分の人生の脚本家が、実は自分だったと気づかせるための、少し笑えて、ちょっと怖い実験集」だ。読む人によっては、お手軽な引き寄せの本にもなるし、スピリチュアル寄りのポジティブ思考本にもなる。けれど、本当におもしろい読み方は、「自分の不幸の再生産パターンを見抜き、それをやめる練習帳」として使うことだと思う。世界や宇宙の真理を知るためではなく、「自分がどんな現実生成エンジンを回しているのか」を見るために読むとき、この本は、自己啓発というジャンルをちょっとはみ出した、かなりユニークな一冊になる。