【感想・ネタバレ】宇宙を目指して海を渡る MITで得た学び、NASA転職を決めた理由のレビュー

あらすじ

《 MIT流・夢の叶え方 & 本物の理系エリートの学び/遊びの流儀! 》

少年の頃の夢を抱いたままに長じ航空宇宙工学の道へ。
開成、東大、マサチューセッツ工科大学(MIT)へのPh.D.(博士)学位留学。
慶應義塾大学教員としての仕事を経て、
2013年、30歳のとき、ついにNASA ジェット推進研究所に職を得る。

6年半のMIT留学を経験した著者が、
日本人留学生を待ち構える現代版アメリカの洗礼を鮮やかな筆致で描く!
……だけでなく、

【留学にまつわる体験を縦糸(奇数章)】×【体験を咀嚼して得た考え方の基本を横糸(偶数章)】

として、MIT流・夢の叶え方、
本物の理系エリートの学び/遊びの流儀を一冊に織り上げた、待望のデビュー作!!


☆グローバル人材を目指してはいけない理由とは?
――グローバル人材志向、妥協の「就活」から自由になる!

☆約80人のノーベル賞受賞者を輩出、MITのハック文化とは?
/遊んでいるヤツにかぎって信じられないくらいデキるのはどうしてなのか?
――世界トップ研究機関の秘密を公開!

☆怠惰で意志の弱い人間こそ、競争本位のシステムに向いている?
――あの厳しいシステムは、実は優しい!?

☆なぜ、理系が成功するための必要条件が、国語力なのか?
――理系学生、『春琴抄』を読む!?

☆グリーンカード取得、就職活動、現実に活きるコネをいかに作っておくか?
――あなたのことを、責任持って「推薦」してくれる人とは?

☆NASA JPLに雇われていても、常に「就職活動」が必要?
――若手に機会を与え、窓際族が存在できない仕組みとは

☆なぜ、宇宙開発に各国が大枚をはたくのか?
――「役に立つ」と宇宙の間を埋める考え方

経歴だけ見るとクールなエリート(!?)、
実際のところは、悩み、もがき、騒ぎながら、
ひたすら愚直に夢の入り口に近づこうとした一人の不器用な日本人。
野心を秘めた人の背中を力強く押す、異色のビジネス書!!


【ひとつでも当てはまる人へ】
・ハーバードやスタンフォードはわかった、今度はMIT独特の“すごさ”を知りたい
・“あきらめる”、“ゆるく”、そんなムードになんとなく違和感がある
・日本の“就活”に納得がいかない
・留学生活を生々しく知りたい
・叶えたい夢がある、自分自身の夢を持ちたい
・グローバル人材になりたい
・英語が苦手、日本語の本もふだんあまり読まない


【主な内容】
はじめに
プロローグ ~青き夢~
第1章 僕はなぜ海を渡ったか
第2章 競争:アメリカの学生が必死に勉強する理由
第3章 僕はいかにしてMITで自信を失い、再び取り戻したか
第4章 国語力:伝えられなければどんな発見もないのと同じ
第5章 僕はなぜMITを好きになったか
第6章 創造:革新を生む不真面目さ
第7章 僕はなぜ留学支援の活動を始めたか
第8章 人材:流出とグローバルのジレンマ
第9章 僕はなぜ旅をするのか
第10章 挑戦:スケジュールをこなす以上の人生を生きたければ
第11章 僕はいかにして宇宙への夢を見失い、それを取り戻したか
第12章 進路:夢と選択肢の根本的な違い
第13章 僕はいかにして伴侶を得たか
第14章 決断
第15章 僕はいかにしてNASA JPLに職を得たか
第16章 夢と死:宇宙開発の意義とは
エピローグ ~NASA JPLへの出発~
謝辞

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Posted by ブクログ

題名とは裏腹に、世の中の「グローバル人間」を謳う本と真反対に位置してる。

この本を一言で表すなら「夢」
子供の頃からの夢をエネルギーに人生を歩んできた筆者の生き方が清々しい。夢に向かって情熱的に生きるってすごい大事なことだなあ。

引用されてたドラッカーの言葉
「あなたは何によって記憶されたいか。いま答えられなくてもいい。でも、五十歳になっても答えられなければ、君は人生を無駄にしたことになる。」
この言葉がすごい心に刺さった。自分の中で夢って何なんやろ〜断たれた時に死ぬほどの苦痛を覚えるもの、、、そんなものあるんかなあ。
大切なことは、自分のしたいことを知っていること。うーん、自分にとって何なんやろ〜〜〜

この本を読むと、こんな風に自分と夢について向き合う事ができます。この本を読んでから、自分は何のために生きるか考えるようになりました。

筆者は目的なくして海外に行く必要は無いって言ってたけど、筆者みたいにマイノリティの中で自分がどう戦うのか気になるので海外には1年住んでみたいです。

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2021年07月04日

Posted by ブクログ

著者が宇宙工学に携わる中で、留学や所属研究機関の変更を経験し、それらをふまえた上での実感を綴った本。

夢や研究・科学、学ぶことの意味など色んなことを考えさせられる本。

文章の1つ1つが熱く、胸に刺さる。
夢っていいなぁ。。。

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2020年08月28日

Posted by ブクログ

バックパック1つで旅をするのも、宇宙を目指すのも、ワクワクしながら道を求めるという点で共通している。聞き分けの悪い子供も、本能のままに生きていいのだと勇気づけてくれる。

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2020年01月12日

Posted by ブクログ

ひたすらガシガシ宇宙を目指して進んだ著者の地頭の良さと行動力は指針となるだろう。同じように真似ができない人もたくさんいることはいるだろうが。

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2019年03月15日

Posted by ブクログ

なぜ宇宙を目指すのか?
なぜ人類は宇宙へ挑むのか?
なぜ生きるのか?
なぜ働くのか?
なぜ読書をするのか?
なぜ「グローバル人材」を目指してはいけないのか?
なにが、僕たちを突き動かしているのか?

たくさんのwhyと作者が導き出したwhat。
どれも素晴らしいです。

文句がつけられません。
オールタイムベスト入り確定です。

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2019年03月14日

Posted by ブクログ

人は何のために生きるのか、生き甲斐をどのようにして見つけるのか、夢を持つことによって何が変わるのか、夢をかなえるにはどうしたら良いのか、人間の根源的なところに関わる良書であった。

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2017年04月09日

Posted by ブクログ

やっぱり自分は宇宙が好きだし、少しアプローチの仕方をかえたけど今後もずっと宇宙の仕事をしていくんだ。自分とは全然レベルが違うけど、同じように宇宙開発に貢献するという気持ちで最先端を行く著者の強い気持ちのこもった一冊。

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2014年05月24日

Posted by ブクログ

日本を飛び出て海外で学ぶ意味を考える上で、これ以上の好著はないと思う。著者の文才もすごい。共感することがとても多く、一度お目にかかってみたいな、と思う。

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2014年05月04日

Posted by ブクログ

夢に向かってひた走る姿は見習いたい。夢は持つことが出来ても、“渇望”してはじめて叶えられる。自分も著者に負けないくらい夢に泥臭く立ち向かい、後悔のない生き方をしたい。

追記
講演を聞いて、世界をもっと知りたいという願望から、読書や旅行をライフワークとしている人とわかった。アメリカの教育がひたすら反復練習という点は印象的だった。またNASAでの仕事(博士論文発表も)が主観評価という点は、日本の大学や企業も見習うべきと思った。客観評価メインだと、周りを気にしすぎるあまり出る杭になりづらい。

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2014年05月29日

Posted by ブクログ

夢を持ってそれに向かってる人ってほんとにかっこいい。
宇宙に対しての憧れ、またそれを頑張ってることに対しての疑問、再確認した夢と意義、の流れが参考になったし共感できる部分があった。
また、留学するなら、海外で暮らしたいっていう思い以上の動機がないといけないのが分かった。
宇宙目指したいけど、ここまで長期間時間を費やして、何回も人生やり直す感じのことは自分にはできるのかな。
現実的に将来を考えるために役立った。

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2023年05月15日

Posted by ブクログ

理系にこそ国語力が必要。どれだけ凄いものを作っても人に伝えられなければ意味がない。ものづくりをするなら絶対心に留めておきたいことだと思う。
宇宙という遠い世界には、気の遠くなるような努力があって、その努力を息をするように耐え抜く強さを持った人だけがたどり着ける。自分にとって、満足して死ぬための条件って何なのだろうか。

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2021年09月08日

Posted by ブクログ

サクッと読める物語本
MIT入学→NASA就職
その中で結婚や挫折などのエッセンスが散りばめられている

海外の大学ってどんなの?海外で就職するってどんなの?の雰囲気がわかるケース本

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2021年06月18日

Posted by ブクログ

「本物の自信とはレンガを1つずつ積み上げて行くように築くものなのだ。風が吹いても雨が降っても揺るがない、頑強な壁を築き上げていくことこそが自信を得るということだ。」
「なぜ君はMITの大学院に進みたいのですか。科学においてこの国1番だからです。それが君が他の大学院にいくべき理由です。君は外の世界がいかなるものかを見なくてはいけない」

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2020年05月10日

Posted by ブクログ

いかにしてMITで博士号を取り、NASAに就職してロケットエンジニアになるか・・という元気の出るメッセージ。タフでなければ生きていけない。。か。。

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

MITってどういうところなのかよく分かった。日本の大学生の意識の低さ(自分の学生時代も含めて)は、変わらないのかな。

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2015年02月07日

Posted by ブクログ

 宇宙工学の研究者である筆者は、子供のころから宇宙開発すなわち人工衛星とかロケットに夢を抱き、ずっとその道を歩んでいるが、そうしている又はそれができている理由を筆者なりに考え、夢の実現に向けて諦めずに進むことの意義を熱く語っている書である。
 東大学部卒業してMIT大学院に学び、慶應の助教、JPLと華やかな経歴であるが、相当の努力をしていることが読めば分かってくる。学部卒業でMITに行くことにも示されているが行動の人でもある。もちろん頭のいい人でもあるし、立派な両親がいて結構イケメンと恵まれていることは確かだ。
 本書は、このまま食えない道を進むか、夢を断念して無難な道を選ぶか迷っているような人に、ハッパを掛ける本である。そういう人たちは、この本を読むと元気がもらえ、よし頑張るぞ!という気になるに違いない。

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2014年11月29日

Posted by ブクログ

夢に向かってまっすぐ突き進む著者のメッセージがストレートに綴られている。すべて本人の経験に基づく実話なのでとても自然に読める。物語の中に若者の姿勢や大学・企業の体質がちりばめられていて著者の怒りやもどかしさがかいま見え、賛同できる部分もあるが、こういう部分が無い方が夢に生きることの素晴らしさが伝わったと思う。それを差し引いても若者、出来れば中高生にも読んでもらいたい。

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2014年09月13日

Posted by ブクログ

MITで宇宙工学で博士とってNASA JPLの研究員になった小野さんの本。
東大からMITに進んだきっかけとか、MITでの様子など、読んでてすごく面白かった。

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米国留学の奨学金情報:フルブライト・ジャパン
自分がやらなかったら未来永劫誰もやらないような研究をしたい

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2014年06月04日

Posted by ブクログ

ガッツがすごいなと思った 引用がちょこちょこあって、本当に辛い時にささえになるものをみつけてきたんだろうなと思った

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

著者の熱意が伝わりました。
私も宇宙が大好きで、かつてボイジャーの映像に心を躍らせた一人です。
著者が教えてくれた学費などの情報が、とても役立ちました。

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2020年09月21日

Posted by ブクログ

この本に書かれているような10年を送ることができれば、それはきっと信じられないほど大変なことだろうけど、幸せなことだろうなと思った。

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2014年07月15日

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