【感想・ネタバレ】ヴィゴツキー入門のレビュー

あらすじ

「心理学のおけるモーツァルト」と称され、「繊細な心理学者、博識な芸術学者、有能な教育学者、たいへんな文学通、華麗な文筆家、鋭い観察力をもった障害学者、工夫に富む実験家、考え深い理論家、そして何よりも思想家」と評される、ロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー。近年、アメリカをはじめ西欧などで再評価が高まり、脚光を浴びるなか、日本でも再び、心理学・教育学の両面でヴィゴツキーの学説への注目が集まってきた。本書は、そのヴィゴツキー理論の全体像をわかりやすくまとめたはじめての入門書である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

心理学のモーツァルトと呼ばれているヴィゴツキーの思想について、その概要を平易に綴っています。

特に児童における言語の発達―話し言葉から書き言葉、自己中心性から内言、生活的概念と科学的概念、それらと人格形成との相互作用―についてのいくつかの章がとても興味深かったです。読んでいるうちに、児童の発達だけに話がとどまらず、人にとっての概念とは、言語とは、思考とは、と想像が膨らんでいきます。

200Pくらいの本ですが、平易で内容は濃いです。

0
2011年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
「心理学のおけるモーツァルト」と称され、「繊細な心理学者、博識な芸術学者、有能な教育学者、たいへんな文学通、華麗な文筆家、鋭い観察力をもった障害学者、工夫に富む実験家、考え深い理論家、そして何よりも思想家」と評される、ロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー。
近年、アメリカをはじめ西欧などで再評価が高まり、脚光を浴びるなか、日本でも再び、心理学・教育学の両面でヴィゴツキーの学説への注目が集まってきた。
本書は、そのヴィゴツキー理論の全体像をわかりやすくまとめたはじめての入門書である。

[ 目次 ]
第1章 心理学におけるモーツァルト
第2章 新しい心理学方法論の探究
第3章 話しことば・書きことば・内言の発達
第4章 生活的概念と科学的概念の発達
第5章 思春期の心理
第6章 芸術教育論
第7章 障害児の発達と教育
第8章 教育における環境と教師の役割

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学びの最近接領域で有名なヴィゴツキー。彼が発表した理論や考えが分かりやすくコンパクトに解説されていた。
「人は他者との関わりの中で学び、外的な行為が内面化されていく」「生活概念と科学概念の相互作用を通じて思考は発達する」など今の教育の考え方に通ずる理論がいくつも紹介されていて、一読の価値はあったと思う。

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2025年11月05日

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