あらすじ
食物調理科で料理に明け暮れる毎日。3年7組の米崎恵志は、小柄だが負けん気は人一倍。3年の秋を迎え、先生方にお弁当を食べてもらう「営業」が目前だ。当日の朝、恵志がいる6班は、食材の発注数を間違えていることに気づき、真っ青に。あせって担任の小梅先生に相談するが、意外なポイントで怒られてしまう。散々だった営業を終え、次のイベントに向けて気合いを入れる恵志たちのもとに、小梅先生入院の知らせが入る。
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Posted by ブクログ
良いティーンズ向けというか、ちゃんとしている。技術高校の食物調理科の生徒たちのお話。高校だけれど、ほぼ専門学校のようなカリキュラムで卒業と同時に調理師免許が取れる学校。
意見に反論するなら具体案を出せとか、ミスをしたときにそれをただ報告して謝るのではなくて、どうすれば良いか考えて対処するとか、当たり前だけど、実際難しいよなぁっていう場面が多々書かれている。やっぱり普通科の高校生とは違うね。色んな案が出て、これが良さそう、決まりかなってなっても、そこからまたさらに良いものにしようとねばったり、新たな案を足したりと、きちんと自分の頭を使って全力で取り組んでいて、まぶしかった。それと何より、担任の小梅先生が、すごく良い先生。主人公の両親もか。
読み終わってから表紙を見て、ああ白米だったのかって気がついた。じゃがいもだと思ってた。可愛いね。