【感想・ネタバレ】「横浜」をつくった男~易聖・高島嘉右衛門の生涯~のレビュー

あらすじ

幕末から明治を生き、横浜の地に名を残し、易聖と呼ばれるまでになった男、高島嘉右衛門。江戸の商人であった彼は、商売の手違いから投獄され、牢内で「易経」とめぐりあう。上下2巻を暗誦するほどに熟読し、彼は天来の易占の才能を開花させる。後に自由の身となった嘉右衛門は、横浜に新天地を開拓し、更に伊藤博文の相談役として、その類い希なる能力を発揮する。(『大予言者の秘密』改題)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本発の鉄道建設にあたり横浜側の海の埋め立て工事をしたり、ガス灯を作ったりして開港後の横浜の発展に大きく貢献した高島嘉右衛門の一代記。実業家としての嘉右衛門の魅力が良くわかった。一方で、易聖としての嘉右衛門の活躍として物語の展開に沿って多くの占例が記されているが、門外漢にはどこまで信じて読めばよいものか不明。嘉右衛門と伊藤博文の交友や西郷従道と弁天のお雪のサイドストーリーは面白かった。易占に思い入れの深い著者ならではの本。

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2023年02月10日

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