あらすじ
『経済の入門書であると同時に、「半沢直樹」シリーズの入門書である』(池井戸潤 序文より)
●半沢は取引先の訪問で何を見ているのか?
●粉飾決算の手口とそれを見抜く方法
●最優秀店舗に選ばれるといくらもらえる?
●金融庁の「黒崎キャラ」は本当にいるの?
●M&Aから焦土的経営まで、企業買収の最前線とは?
●バブル期とは何だったのか?
「半沢直樹」シリーズに登場する台詞や事象を上げて、経済・金融用語を優しく解説した1冊。「100のキーワード」でお金をめぐる社会の仕組みが丸わかり! 「半沢直樹」ワールドを2度楽しめる本。 文庫書き下ろし作品。
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Posted by ブクログ
本作、もうタイトルで書いてある通り。
金融、証券、経済のワードを「半沢直樹」作品から引用し、これを解説したもの。
なお解説は櫻沢健さんという方で、どうやら池井戸氏とは知己、メガバンク勤務約30年ということです。
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ということで、本作は、銀行証券業務、あるいは経済系の用語の解説集です。
既に金融系にご勤務の方はもう既知の事項が多いと思います。私も20年程度業界におりますが、かなり初歩的な知識であると感じます。
ある意味、学生さんや、金融業以外の業種で、日商簿記、FP、証券アナリストなどを勉強している方などには副読本として有用かもしれません。
なお、池井戸作品を一層楽しむのであれば、『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』を事前に読むこともおすすめします。あ、でも上記以外にも池井戸作品への言及もあります。
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ということで90%以上は櫻沢氏の作品でありました。
貰い物の本でしたが、まあまあ楽しめました。
Posted by ブクログ
【本の内容】
与信判断、法的整理、実質債務不履行、NDA…知っていそうで知らない金融・経済用語を「半沢直樹」シリーズの名場面とともに学ぼう。
なぜ半沢はあの時あの行動をとったのか?
各シーンに隠された知恵と経済の仕組みを知ることで社会を生き抜く力が身につく。
半沢ワールドが二度美味しくなる画期的な文庫オリジナル本!
[ 目次 ]
第1章 「半沢直樹」の仕事(銀行の融資課長って何してる人?;支店長は偉いのか―銀行という組織 ほか)
第2章 「半沢直樹」が企業を見る(決算書から解いてみよう;企業の実態を見抜くには? ほか)
第3章 半沢が生きたバブル期(バブル期とは何だったのか;バブル崩壊が招いた影響)
第4章 半沢、企業を再生する(企業買収の最前線;企業のコンプライアンス ほか)
[ POP ]
昨年大ヒットしたTVドラマ「半沢直樹」で描かれた銀行とは、どのような場所なのか。
原作小説に登場する会話や事象を取り上げ、銀行と経済の仕組みを解説する。
支店長はどれくらい偉いのか、バッテン主義とは、企業の実態を見抜くには?
いちばん必要なものは、常識人であること。
経済を身近に感じさせ、生きる知恵を伝える、文庫オリジナル。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]