【感想・ネタバレ】第三の銃弾(下)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ボブ・リー・スワガーの最新作は、何とJFK暗殺の謎に迫ります。
何で今更JFKなのかというと、今年は暗殺後50周年だから、ということのようです。
日本人にとってはあまりピンと来ない事件でしたが、アメリカ人にとってはトラウマとも言える出来事だったのでしょう。
丁度日本人にとっての赤穂浪士討ち入りのようなものでしょうか。
(そういえばスワガー・シリーズには赤穂浪士を題材にしたような作品もありましたw)

実は本作の大きな部分を、暗殺の真犯人の独白手記が占めます。
謎を犯人自らがバラすのってミステリとしてどうよ?と思って、前編を読んだ時点での星は2つにしました。

しかし後編になると真犯人vsボブの構図が鮮明になって、単にJFK暗殺の謎解きだけに終わらないところが、流石と言うべきでしょう。

とはいえ、見所のアクションシーンは最後の最後にチョロっと出てくるだけなので、アクションシーンを期待する向きには不満かもしれません。
(そしてミステリとしては、先に書いたように真犯人が謎をバラしちゃうので・・・・)

シリーズのファンとしてはこんな作品があっても許せる気はしますが、小説自体としては若干低調な出来という気もします。

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2014年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

JFK暗殺事件と主人公の過去をうまく組み合わせた話を紡いだものではあるが、アメリカ人ほど、思い入れはないことと、予備知識並びに過去の作品における脇役たちの立ち位置を覚えていないことと、黒幕のモノローグが何故はさまれているのかわからず、謎の答えが最初から用意された上巻ではど正直、どうかなと思っていたが、下巻からは何とか盛り返した感があるが、やはり実話を下敷きにしたため、あまりに無茶はできず、主人公も老いて、あまりに何度も幸運にも尻の金属に助けられるということで、いつものアクション感は乏しい。また、最後には何故、モノローグをはさむ必要があったのかがよくわかるのだが、そうでなければ結末に至らない物語の作り方にはやはり無理が多かったと思う。

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2014年06月14日

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