あらすじ
今回のテーマは、<モノとの上手なつき合いかた>。モノを捨て続けてきた自分に少しずつ変化が――。「このままわたしは捨て続けるの?」「あたらなモノとのつき合いかたを考えるべきではないの?」そんな疑問を抱え始め、自身の“モノ”とのつき合いかたを模索するのだったが……。誰しも物欲から逃れられないのが世の常。そんなモノたちとどうつき合っていけば、最小限のモノで暮らせ、モノを減らせるのか? そこには途方もない、現実が待ち受けていた!?
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「なんにもない家」に憧れ、家じゅうのいらないものを捨てまくる!極限までモノを減らした生活に取り組む「ゆるりまい」さんの日常を描いたコミックエッセイ。
とにかく驚くのは、「捨て」への執念!その「捨てっぷり」といったら…ご主人にもらったペアリングや、卒業アルバムまでも捨ててしまうほど!
正直、そこまでやらなくても…と思いますが、常に家の中に「捨てるもの」がないかチェックするという心がけには、深く感心しました。そういう視点で見ていくと、「必要ないけどなんとなくとってあるモノ」って、意外とある…!
読後はそんなモノたちが無性に気になり、猛烈に片づけを始めてしまいました。
ほんわかしたイラストとは裏腹に、ものすごい原動力を与えてくれる本。「最近部屋が片づかない」「片づけたいけどやる気が出ない」…そんなあなたにオススメです!
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Posted by ブクログ
まずは、相変わらず全くブレないその姿勢に脱帽です!
今作は評価が分かれているようですが、個人的には断捨離アンの真骨頂を見せて頂いた気分。ただ、断捨離途上者には、まだこの素晴らしさは見えないかも…
断捨離って、ゴールは自分で決めるものだから、やっぱりどうしても手綱がゆるいところもありますよね。自分的には捨てるモノはもうないし、だけどまだまだモノはあるし…と悩んでいる中級以上の断捨離アンの方には、新たな視点にハッとさせられたり、わくわくしたりする内容だと思います。
だって…あの厳選された少ないモノたちの中から、更に絞っていくんですよ?自分レベルの家ならまだまだ出来る!と背筋が伸びる思いです。
妄想ショッピングやお店屋さんごっこ、トランク一つで夜逃げごっこ、などなど、斬新過ぎて目からウロコがぼろぼろです。これでまた、新しい景色が見えてきそうです。
そして、今作は、残ったモノたちとのお付き合いについても詳しく言及されています。ただ捨てるだけでなく、モノに対して真摯に向き合ってお手入れしたり愛情を注いだり…本当の豊かさってこういうことなんだなあ、としみじみ学ばせてもらいました。ゆるりワールド、最高です♡
匿名
「所有する」のは面倒なこと
大量生産・大量消費の世の中で、作者は昔の人みたいにお気に入りを手入れして使っています。
「所有する」のは面倒なこと、手入れしたり片付けたりエネルギーが要る、と作者は書いてますが本当にその通りだと思います。
だから物が多いと手が回らずに、空間ももの自体も汚れるんだなあ。そしてそれに気づかないから、片付かなくてそこにあるもの自体も汚い汚屋敷が出来上がるんだなあと思いました。
Posted by ブクログ
この本の1.2巻を読んで、捨て生活を始めた私。捨てて、物が減り、片付けしやすくなることもさることながら、まいさんの本を読んでいて、部屋の掃除のしやすさと掃除したい気持ちがむくむく湧くという嬉しい変化がありました。今回は、ファッションへの考え方がとても参考になりました。自分のテーマ、自分が好きな物、理想。そういったものを考えて、私もできたらスクラップのようなことをしてみたいです。
Posted by ブクログ
この人の本をエッセイを読むと
捨てたくて仕方なくなる。
でも
妄想ショッピングとか
お気に入りのモノを眺めて過ごすとか
そういうのはムリだな
わたしには。
Posted by ブクログ
クローゼットをセレクトショップに見立てて買うかどうか考える。というのはスゴイ。今まで全然捨てられたなかったのを惜しみなく捨てられた!
Posted by ブクログ
ゆるりまい氏の本は2冊目。私と真逆な性格の持ち主である。私は捨てられない派なのでゆるりまい氏のように捨てる事が出来ず、汚部屋である。一応、寝るスペースは確保してあるが就寝中にシルバーラックから本や物が落下してくる事が多々ある程である。私の部屋はかなり狭いのでゆるりまい氏のようなシンプルな部屋にしようかと悩んでいる。バンギャであり、漫画家である蟹めんま氏(バンギャルちゃんの日常の作者)との対談。異色の対談のような気もしたがそれが逆に良かった。
Posted by ブクログ
あらためて、ものを大事にするのって「とっておくだけ」じゃないんだなーと感じる。
ゆるりさんみたいに、手入れして眺めていられるくらい大事にできるものを厳選していくべきだなと思った。
理想の暮しと理想の人物像を設定するのは、たしかに効果がありそう!!!ぶれなくなりそう。
捨て変態なゆるりさんは遠い存在かと思っていたけど、悩み(?)とかは共感できるものが多いので読みやすかったし、共感できるからこそ、自分もシンプルな暮らしをしたいなーと思えた。
Posted by ブクログ
私は物の管理がどへたなので割と極限系部屋に住んでおり、何もない状態の部屋がただ落ち着くたち。
ゆえに『ミニマリスト』なる用語は『少ない物で丁寧に暮らす』とか『精神的高みを目指す』みたいなものが根底にあるような気がしてちょっと苦手。なんだが、物がない部屋の画像を息抜きに見たいときには画像検索単語『ミニマリスト』が手っ取り早いのでそうしている(しかし該当ブログなどの文章は参考にしてない意識低い系)
そうした中で『ミニマリスト』に一切言及しないゆるりさんの書籍は大変息抜きになります。
とはいえこのシリーズの『捨て変態』という言葉にいつも違和感を感じていた…その理由が作者の旦那さんの「モノを捨てるのが不得意なのでこれ以上増やさないようにしてる」で納得!私も軽めの物欲はあるが、作者のように「まあしっくりこなかったら後で捨てよう」という気持ちがない(のでそもそも買わない)
作者もそこに気づいたらしい3巻だったので、1-2巻のような爽快感はないが、さらなる無欲の境地に移行したくなった巻だった。
Posted by ブクログ
この中のお母さんとお婆ちゃんとの関わりが1番クる。
駄目になった仙台箪笥は修理して自身も価値を認めるものになったけど、そう上手くいくばかりじゃないよね。
相手の言い分、自分の言い分。家族だからより遠い気がする。