【感想・ネタバレ】ソ連が満洲に侵攻した夏のレビュー

あらすじ

日露戦争の復讐と版図拡大に野望をいだくスターリン、原爆を投下し戦後攻略を早くも画策する米英、日ソ中立条約を頼りきってソ満国境の危機に無策の日本軍首脳――三様の権謀が渦巻くなか、突如ソ連軍戦車が八月の曠野に殺到した。百万邦人が見棄てられた昭和史の悲劇を、『日本のいちばん長い日』で終戦の日のドラマを描き、『ノモンハンの夏』で帝国陸軍首脳の無責任を鋭く衝いた著者が、痛烈に描き切った力作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

 日ソ中立条約に頼り切ってソ満国境の危機に無策の日本軍首脳。昭和20年8月9日午前1時前、ソ連軍の侵攻開始。殺戮、暴行、強姦、略奪のかぎり、長年に及ぶシベリア抑留。百万邦人が見捨てられた昭和史の悲劇。邦人を見捨て、軍と軍の関係者が先に逃げるとは。半藤一利(2021.1.12没、90歳)「ソ連が満州に侵攻した夏」、357頁、ノンフィクション、2002.8発行。

0
2023年12月25日

「歴史・時代」ランキング