あらすじ
小説家になるためにはどうすれば良いのか? 小説家としてデビューするだけでなく、作品を書き続けていくためには、何が必要なのだろうか? プロの作家になるための心得とは? デビュー以来、人気作家として活躍している著者が、小説を書くということ、さらには創作をビジネスとして成立させることについて、自らの体験を踏まえつつ、わかりやすく論じる。【目次】まえがき/1章 小説家になった経緯と戦略/2章 小説家になったあとの心構え/3章 出版界の問題と将来/4章 創作というビジネスの展望/5章 小説執筆のディテール/あとがき
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Posted by ブクログ
森博嗣さんの小説家としての考え方やモノの捉え方など彼の頭の中をサクッと切り取りとられて面白かった。芸術家としてや作家やビジネスとして追求したい作家もいれば、または森博嗣さんみたいに生きてる実感を湧かせる為にアウトプットしているみたいなカッコいい事言ってみたい気持ちになった。笑
Posted by ブクログ
シンプルな本である。
①まず面白がって最後まで書きなさい②他人の目線になって読み直してみなさい
そして小説はできあがる。
心構えとして「お金がほしい」というのは実にはっきりとして、そして純粋な動機だと思った。
我々はなんで、したいことをやらないのか。
たぶん、したいだけで、ほしくないからだ。
なっていたらいいなと思うだけで、なるも思わないからだ。
そして、実は自分の妄想で充足できる程度の願望だったりするのだ。
もし、あなたがスタジアム一杯を満たす人々の拍手がほしかったら
数千万円の印税がほしがっているのなら
手に入れにいくために、身体を動かそうということだろう。
いや、スケールの問題ではなく
おそらくは、乾いた欲望と、他人の関係なさと、他人がいることの絶対性を知っていることが
何よりも重要なのであろう。
なるほどなるほど、と思いながら読みました。
以前に初めて森博嗣さんの作品を読んだ時、自分には合わないのかな~と思いましたが、たった一冊読んだだけで判断してしまうのは勿体ないことだと学んだ次第です。
キツいことも書いてありますが、勉強になります。
Posted by ブクログ
小説の書き方ではなく、小説家という職業について、著者の体験や考え方を中心に書かれた一冊です。悲観的な意見もたびたび見受けられますが、なるほどなと思える話も多く、個人的には実りの多い内容でした。
冷めた性格というより、はっきりと割り切った考え方をするんだなという印象です。だからこそ小説の執筆をビジネスだと意識し、プロとしての仕事を貫いているのでしょう。
読み進めていくうちに突き放されているような応援してくれているような、不思議な感覚になりました。何度か繰り返し読んでいますが、回を重ねるごとに自身の体験や知識と呼応する箇所が多くなり、より理解が深まるように思えています。
Posted by ブクログ
小説家になるには、とにかく「書く」こと。それだけで、小説家にはなれる。それが多くのニーズを勝ちとり、食っていけるだけの商品になるかはまた別の話。ただ、なろうと思えばいつでも、誰でも、1冊書いてしまえばなれるということ。
Posted by ブクログ
20161107
人気作家、森博嗣がこれまでどのようにして小説を書き続けてきたのか、そして出版社の本当の姿と、これから進むべき道について、包み隠さず、ストレートに表現された一冊。
後作の、作家の収支がとても面白く、その前に書かれた本作をどうしても読めたくなり購入。
漠然と小説家に憧れを持っていたが、本当の小説をの覚悟とか迫力のような物を強く感じさせられた。
小説家になりたければ、とにかく書くことに尽きる。
そして数を書く事の大事さを実感させられた。
書いてみたい。けど、書く事で自分に才能が無い事を突きつけられる事が恐ろしい。
Posted by ブクログ
この本は小説家を目指す人に向けたエールの本だと期待すると大半の人はその期待を裏切られると思う。私は、小説家に憧れる者ではあるが、実際に小説で金を稼ごう、食っていこうとは今のところ真剣には思っていない。ただ、小説が書いてみたい、と思っていて尻込みしてるだけの単なる一般人だ。よくいる読書家が冷水を飲もうとして躊躇しているだけの小市民だ。
そんな私がこの本を読んだ理由。それは森博嗣その人に興味があるからだ。この人は理科系の研究者というモノ書きからは最も遠い場所にいてどうしてあんなに面白い小説が書けるのか?非常に興味深い。
森博嗣の小説家としての在り方は、破天荒だ。
長嶋茂雄風。
来た球をカーンと打つ
ぶっちゃけたことを言えば、この本にはその程度のことしか書かれていなかったと私には思えたのだが言い過ぎだろうか
森博嗣自体は
小説はビジネスとして書いている。お金を稼ぐため人に自分の作品をサービスとして書いているんだから苦労がある。楽しくない。
そう書いているが、この本の読者は本当にその言葉を文字通りに捉えたのだろうか?
私はそんな風には到底思えなかった。
森博嗣の小説家ザマ?はとても楽しそうなのだ。
こんな風な小説家にならなってみたい、と思えるものだった。
この本は小説家を目指すというよりも、正直森博嗣を目指す本なのだと思う。
そして私は小説家にはなりたくないが、森博嗣にはなってみたいと思った。
また、森博嗣のようになれれば小説家になってもいいと思う。
それが無理なら趣味の域で楽しむのがベスト。
まぁ大抵の人にとっては趣味の域で終わるのであろう。
そんな特別な能力を持った人は数多くいない。
それでも地球は回ってる。それでいいじゃないか
Posted by ブクログ
小説家になる気などさらさら無かった私ですが、森氏の作品が好きなので、購入して読んでみることにしました。
森氏の「小説家という職業」の遍歴、森氏なりの「小説家という職業」に対する見方 (そういう意味では、タイトルに偽りはありませんね)
小説を書き、職業とするためのノウハウを記した本ではありませんが、そんなことよりもっと大事なことが書かれていると私は思います。
これから小説家を目指すべき人には必読でしょうし、小説家を目指さない人も、職業人であれば読んで損はないかもしれません。
最後に大変なめた話で申し訳ありませんが、小説を一度書いてみたいな、とこの本を読んで思いました。