【感想・ネタバレ】イノベーションへの解 実践編のレビュー

あらすじ


理論から実践へ、ジレンマ脱却の手引き
優良企業におけるイノベーションがはらむ落とし穴を実証し、衝撃を与えた名著『イノベーションのジレンマ』。そして「破壊される側ではなく破壊者となった立場」で書かれた『イノベーションへの解』、さらに破壊を予見するための手法を示した『明日は誰のものか』。しかし、理論がわかったところで、「具体的にどうすればよいのか」という疑問が立ちふさがり、依然としてジレンマから抜け出せないままである。そこで、本書が実践的な解決を提示する。クリステンセンが共同創立者として立つ、イノサイト社のトップらによって、さまざまな企業事例の集大成から実践的な解を導き出した。「イノベーションにおける落とし穴」、FAQ、各章の終わりには、ワークシートや演習問題等があり、まさに即実行できる手引きとなっている。さらに、『イノベーションのジレンマ』および『イノベーションへの解』の内容のサマリーもついており、前著へのフィードバックをしながら、理解を深められる構成となっている。
※本電子書籍は同名出版物を底本とし作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

クリステンセン著「イノベーションへの解」で提示された理論を基に、具体的なツールを開発し「破壊的イノベーション」を実践するための手法を解説している。著者らは実際の企業での応用を通じてツールを整備しており、具体性の高いツールとなっている。
ここで解説されている手法の各ステップを辿ってゆくことによって、多くのイノベーションの種を育てることができると思われる。

0
2011年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

イノベーションへの解 実践編

2013/5/16(木) 16:00-19:30に行われた、Innosight社のCEO Kevin Bolen氏によるセミナのテキストとして配布された本です。
クリステンセン教授のイノベーションの解の理論を元にコンサルティングを行った成果がまとめられており、企業からイノベーションを起こすにあたっての方法や留意点が、「イノベーションのジレンマ」「イノベーションの解」「明日は誰のものか」の内容を要約しつつまとめられています。
破壊的なイノベーションに関しては知っていたので、今回の学びは四つ。
1. 事業の計画を立てつつも創発的な方向転換を行って行かないと失敗する。何故なら計画を立てた時点での仮定が間違ってたり、時間が経つことによって変化したりしているから。
2. イノベーティブな事業は、利益は短期に確保し、成長は長期的な見地で。
3. マーケットセグメントを行う際には顧客の「かたづけるべき用事」までさかのぼってニーズ把握と条件設定を行う必要がある。年齢や性別、地域などのマーケットセグメントでは購買のモチベーションまではカテゴライズできない。
4. イノベーションを起こすにはメインストリームの評価指標からイノベーションの評価指標で管理する別の組織構造が必要。
まあ、テクニックよりも熱意がまずは必要。テクニックは熱意が空回りしないための道具。
そして、トップマネージメントがインキュベーションしなければすぐに駄目になる。

竹蔵

0
2025年08月06日

Posted by ブクログ

具体例と平易な説明でイノベーションのアプローチを記載しておりわかりやすいが、実践しようとするとかなり労力と推進力が必要そう。

0
2021年08月16日

Posted by ブクログ

クリステンセン教授の著作と思って購入したら、クリステンセン教授が執筆したのは序文のみ。本文はクリステンセン教授が立ち上げたコンサルティング会社イノセントのメンバーによるもの。「イノベーションのジレンマ」と「イノベーションの解」を読んだ読者にとっては新しい気付きは乏しいかもしれないが、破壊的イノベーションを実践する際の手順が詳細に記されているので、実務家には参考になるだろう。

0
2013年09月21日

Posted by ブクログ

コモディティ化が進む成熟市場では過剰満足に落ちいており、市場は動かず、差別化という名の消耗戦に突入する。「用事」を切り口とした視点の変換による破壊的イノベーションの薦め。

0
2012年02月21日

Posted by ブクログ

『イノベーションのジレンマ』、『イノベーションへの解』、『明日は誰のものか』のクリステンセンの破壊的イノベーション3部作に続く実践編という位置づけです。なおクリステンセン教授は本書の著者には入っていません。

書かれていることは立派なのですが、なぜか頭にすっと入ってこず非常に読みづらかったです。具体的な現実の課題を念頭に置いて読むとまだよいのかもしれないですね。

0
2009年12月27日

Posted by ブクログ

 事例が分かりやすかったです。2週間ぐらいかかりましたが、とても読みやすかったです。
 前著も読むと関連付けができるので、とてもいいと思います。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

 前作である「イノベーションへの解 収益ある成長に向けて」を読み終わってから、「イノベーションへの解 実践編」を2週間もかかってしまいましたが漸く読み終わりました。


●読むためにはやはり、前提条件として前作の読破は必須
 前作で用いられた「破壊的イノベーション」「用事を済ませるためにサービスを雇う」「経験の学校」といった用語・考え方・視点がそのまま用いられているため、前提条件としてそれらが「どういった意味、意図、視点で使われているのか」を理解していなければ、序文の時点で頭の中でパニックを起こします。


●非常に豊富なツールと考え方のサポート
 前作を確りと理解したうえで本著を読めば、非常に多くの情報が得られるます。題名のとおり「どうしたらイノベーションへの解を実践できるのか」といった視点で書かれており、またそれらに用いるための分析ツールの紹介、使い方、ツールで分析されたポジション毎の仕事の進め方が事細かに書かれています。

 ツールは1ページをつかって実際に使われる形が紹介されており、またそれらを他社の事例に当てはめて使い方を説明するなど、非常に分かりやすくまとめられています。

 また、各章の終わりであったり非常に重要なチェックポイントでは、どのような点に気をつけるべきなのかといった、チェックリストが多く設けられており、これらを当てはめて行くことで、仕事を進める上での指標になるよう作られています。


●自分自身の考え方の「柱」をさらに強めてくれる一冊
 最後まで読み終わって、感じたのことはこれらの考え方について、完全に妄信するのではなく、過去の事例により導き出された「答えの中間点」であり、全てではないと心に留めておくべきだとい事です。

 そういった考え方を常に持ちながら用いることで、自身の考える点の柱として、道に迷った際の道しるべとして、非常に強力な仕事のツールとなるのではないでしょうか。

 マネージャーや意思決定者に向けて書かれている本ですが、実行部隊の人間であっても現在の事業を拡大化、新規事業に従事する前のこことが前として、読んでおいて損の無い一冊です。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

破壊的イノベーションを定型的に実現させるための指南書

凡人でも破壊的イノベーションを起せる為に!
というよりは、大企業が組織的に定型的に破壊的イノベーションを起せる組織的な仕組みを説いた内容。

是非、経営層に読んでおいて頂きたい。

0
2015年09月25日

Posted by ブクログ

良書だとは思います。 タイトルの通り、より実践的なものに注視して書かれていて この手の仕事をされている方にはかなり効果的なものでは。 ただ、僕のように「後学のために」的なニュアンスで手に取ると かなり眠くなる内容でした…当たり前なんですが。 「イノベーションのジレンマ」のときのように、 一つのポイントに絞った新しめの主張がメインだと 僕なんかでも楽しめるんですが。 そろそろこのテーマでそういう感動はなくなってきたかも。 専門の方にはお勧めできるかと。

0
2011年03月30日

「ビジネス・経済」ランキング