あらすじ
森の中の洋菓子店「コション」は、町のスイーツ好きに大人気のお店だ。可愛いぶたの顔形をしたサクサクのマカロン、ほろほろと口の中で溶ける絶品マドレーヌ。ところが、そんな魔法のようにおいしいお菓子を作るパティシエの姿を見た人はいない。どこか秘密の場所で作っているらしいのだが……。心優しきぶたぶたが甘い幸せの輪を拡げてゆく、ほのぼのファンタジー。
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Posted by ブクログ
今回はパティシエなぶたぶたさん。
森の中の洋菓子店と秘密のアトリエ、ぶたぶたさんの顔を模したマカロン。
想像しただけでぽーっとしてしまいます。
そして突然「全日本高校生スイーツ競技会」に出たいと言い出す高校生男子3人。
(そんなのあるの!?と検索してみたけどいまいち分からず…。)
物語の始まりからワクワクMAXです。
そしてそして、ぶたぶたさんがお菓子を作っているところをじっと見ていられるお菓子教室!!
なんですか、それは天国ですか!?
い、行きたいです!
と、終始妄想と煩悩まみれの読書でした。
Posted by ブクログ
目次
・森の洋菓子店
・最初にやりたかったこと
・メッセージ
・帰ってきた夏
・たからもの
短編集になっていますが、森の中の洋菓子店「コション」のパティシエ(ご存知ぶたぶたさん)をめぐる話で、最初と最後は高校生対象のスイーツコンペに出場する3人の男子高校生の話です。
なぜパティシエは姿を見せないのか。
それは、パティシエの見た目で人気が出るのではなく、味で勝負したかったから。
だけど、自分の作ったスイーツを「おいしい」と喜んで食べてくれる人の顔、見たいよね。
大好きなスイーツの話を一緒にして盛り上がりたいよね。
そんなタイミングで、「コション」の車を自転車で尾行して、「コション」のアトリエ(キッチンや食材の保管庫など)を見つけた高校3年生に「スイーツ作成の師匠になってくれ」と頼まれます。
少しずつ、少しずつ姿を現わしはじめるぶたぶたさん。
彼を守るために一致団結する店員たち。(過保護だな)
このシリーズはもしかして20~30代の女性をターゲットにしているのかな。
結婚をめぐる話が2つ。
結婚に関わることを相談しても、全て彼女に丸投げの祥一。
彼女が喜ぶことならなんでもかなえてやりたいと思っている。
だから、挙式一週間前に彼女から「考えさせて」と言われて心底驚く。
おれの何が不満なの?「メッセージ」
式場も、ドレスも、料理も、新婚旅行も、新居も、全部彼女のいいようにさせてあげたじゃん!
こーゆー男性、いますね、確かに。
女性は共感し、男性は戸惑う作品かもしれません。
でも今はこーゆー人減っていると思いたいです。
東京で就職して、頑張って出世して、そのせいでいじめにあって職場をやめて実家に戻ってきた倫子。
就職しなくちゃと思うけど、体が言うことを聞かない。
フラッシュバックってやつ?
そんなとき、東京で飲み友達だった到が倫子の田舎に転勤してくる。「帰ってきた夏」
岡目八目と言いましょうか、倫子以外には到の行動の意味などバレバレなわけです。
っていうか、結構あからさまに意思表示しているのに倫子は鈍い。
「メッセージ」の祥一と倫子なら一生結婚できないな。
「たからもの」では、ふしぎちゃんなぶたぶた家次女が大活躍。
どんな人にも活躍の場があるのがこのシリーズのいいところ。
あとがきで札幌のスイーツ店が3件紹介してあったのですが、このうち2件は今は閉店してしまっているようです。
時の流れは厳しいなあ。
Posted by ブクログ
近くにあったら絶対通ってしまう洋菓子店間違いなしですね!
あとがきに、参考にしたケーキ屋さんが載っていたので、いつかいってみたいなぁ…
高校生3人の結果も気になりますが、ぶたぶたさん指導なので、きっと素敵な結果になったことでしょう…!
Posted by ブクログ
美味しそう…!!寝る前の読書でお腹が空いちゃうんだから困った本です(笑)明日も美味しいものが食べられるといいなって眠りにつくのも悪くないかな?
Posted by ブクログ
森の洋菓子店!いいなあ~
ベースは高校生男子(雰囲気は中学生っぽい)3人。
ゲスト主人公を迎え、短編も。
森の…といえば、クマさんと続ける人も多いでしょう。
そこで、クマっぽい新名さんを登場させたのかもしれないけれど、あんまり活躍なかったのが残念。