あらすじ
T大学工学研究科鹿島研究室に助教として勤める足立一海。終わりのない激務と同僚のいやがらせで精神が疲弊していた矢先、研究室にひとりの男がアシスタントとしてやってきた――優秀なその男・嘉瀬侑一郎に同じ研究者として憧れを抱く一海。さりげない優しさと朗らかな笑顔に惹かれる気持ちを止められない。でも嘉瀬にはなにやら秘密がありそうで……? 2013年フルール新人賞佳作受賞、期待の新人が堂々デビュー!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
T大学の研究室に助教として勤める足立一海。終わりのない激務と同僚のいやがらせで精神が疲弊していた矢先、研究室にひとりの男がアシスタントとしてやってきた―優秀なその男・嘉瀬侑一郎に同じ研究者として憧れを抱く一海。さりげない優しさと朗らかな笑顔に惹かれる気持ちを止められない。でも嘉瀬にはなにやら秘密がありそうで…?2013年フルール新人賞佳作受賞、期待の新人が堂々デビュー!
前半、嘉瀬の出現で一海が救われていく段階は、胸が空く感じで気分いい。ヒーロー的活躍をする攻ってやっぱり好感度upです。
その分、後半の攻にガッカリ感が…。
受の心情をしっかり把握して、上手く事を進めて欲しいってか、度量の大きい姿をみせて欲しいかな。
Posted by ブクログ
作者デビュー作品。
電書で発表されていたものが文庫化。
絵が付くと雰囲気が変わって楽しめました。
研究者同士の話。
乞われて出身大学ではない研究室に入った足立だが研究室での居心地は悪かった。同僚からそれと分かるいじめがあったり、秘書からもきつく当たられたり。
そこへ、新しく助手が入ってくることになり、、、。
研究室での研究者という切り口が新しく、言ってみれば職場物に違いないのだけれど知らない職場や仕事が読めて興味深かった。
受けが苛められていて切なくて可哀相なんだけど芯が強い子なのでその職場でもやって行けてたのね。
書下ろしは攻めの成長物語www
本編が受け視線で書下ろしが攻め視線というのも良かった。
せっかくのラブラブなのに海外に仕事に出てしまって離れ離れなのがちょっと可哀想だけど対等でありたいという受けの気持ちは大切。おんぶにだっこ、守られたままでいいとか思うようならただのTLと変わりないわけで。
男同士、対等でお互いに切磋琢磨していこうとする受け子ちゃん頑張れ、と思いました。
言い回しが複雑な場面もあったけど、読みやすく楽しめる作品でした。