【感想・ネタバレ】耳袋秘帖 馬喰町妖獣殺人事件のレビュー

あらすじ

訴訟でやってくる者たちが泊まる<公事宿>のひしめく日本橋馬喰町。お裁きがまさに始まろうとしたお白洲で、獣に食いつかれたような傷を残して公事師が突然死んだ。“マミ”と呼ばれる獣、卵を産んだ女房、三日月井戸……馬喰町七不思議のなかに隠された巨大な悪事に根岸肥前守が挑む、大人気殺人事件シリーズ第16弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

七不思議というのは往々にして眉唾なんだな。
犯罪の隠れ蓑にするってのはなかなか考えたな。

ここ数冊、新しく出てくる岡っ引きや十手持ちに
変な奴がたくさんいて面白い。
今回の化粧する岡っ引きにも驚いた。
そして栗田に子供が生まれてからか
栗田が事情を聴くときの口調やら坂巻との掛け合いやらが
漫才じみてるというか、たまにさまぁ~ず三村さんみたいになってたりして
それもまた面白い。

今回の事件は解決したようでいて
まだ全容は解明していない感じがする。
次巻に引きずるような曖昧な終わり方が新鮮。
次の巻では全部が明らかになるのだろうか。
そんな中でも
為治の娘、おたえが根岸に言ったひとことが
ほっこりするのに物悲しい不思議な余韻だった。

0
2014年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お白洲で公事師雅二郎が殺害された事件を中心とし、四年前の馬喰町七不思議を再確認する5作の連作集である。この七不思議に隠された真実が浮かび上がってくる展開は、見事で面白かった。

0
2015年11月21日

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