あらすじ
不安と生きるか
理想に死ぬか
外国の文明を学ぼうと、死罪を覚悟で黒船に乗り込もうとした。
幽閉の処分となると、小さな塾を開いて、高杉晋作や伊藤博文など、後の大臣や大学創設者になる面々を育てた。
誰よりも遠くを見据えながら、幕末を熱く駆け抜けた天才思想家・吉田松陰。
彼の「心」「志」「士」「友」「知」「死」日本史上、最も熱くてリアルな人生哲学が世代を超えて心に響く、強くてやさしい言葉でよみがえる。
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Posted by ブクログ
「超訳」。まさにそういうことなのでしょう。
本の中身は、いわゆる名言的なものが200ページ以上続きます。
その名言の前後の物語的なものはありません。
最初は、名言だけを並べられる本にイマイチ感ありましたが、後半のリーダーシップやミッションや死のセクションは、こころにささる言葉が多かったです。
Posted by ブクログ
大切な人を喜ばせるために、少しの時間も無駄にしちゃいけない。思いやりは思い出すもの。
『優しい人がいちばん強い』という私の母の教えに通ずるものがあるように感じる。
これから生きていく中で、大切にしたい言葉にたくさん出会えた一冊だった。
Posted by ブクログ
吉田松陰先生の考えを今の言葉に分かりやすく直してくださった本。歴史上の人物として、知ってはいたが、今回、彼の考えはこの書を通して初めて学んだ。言葉に責任を持って生きた強い人間であったのだと思う。
本書では、なにより行動を重視すること、相手への思いやりを意識して行っていくこと、心の満たし方、人として恥のない生き方の推奨などがまとめられていた。
最後の「死」の章ですきな表現を見つけた。
「その人にふさわしい春夏秋冬」っていいですね。
以下本文
「農業は一年で一回りしますが、人の寿命というものは決まっていません。その人にふさわしい春夏秋冬みたいなものが、あるような気がするんです。
百歳で死ぬ人は百歳なりの四季が、三〇歳で死ぬ人は三〇歳なりの四季があるということ。
つまり、三〇歳を短すぎるというなら、夏の蝉と比べて、ご神木は寿命が長すぎるというのと似たようなものじゃないかと思います。
私は三〇歳で、四季を終えました。
私の実りが熟れた実なのか、モミガラなのかはわかりません。
ですがもしあなたたちの中に、私のささやかな志を受け継いでやろうという気概のある方がいたら、これほどうれしいことはありません。
いつか皆で収穫を祝いましょう。
その光景を夢に見ながら、私はもういくことにします。」