あらすじ
わけあって放浪中のニアナは、隣国の<文化委員>なる青年ネイシスと出会う。美術品の収集をしているという彼は、煌めく金髪で極度の味覚音痴、自称“精霊の加護を受けている”変わり者。興味を持ったニアナは、得意のおしゃべりで買取交渉の助手をすることに! そんな2人が王宮に乗り込み「亡国の王女と騎士」のふりをして、大芝居を打つことになり……!? 演技派乙女の革命劇、開幕!
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Posted by ブクログ
あらすじからは興味が湧かなかったけど、読んでみたら面白かったです。
牢屋で知り合ったニアナとネイシス。
ニアナの無理難題にも付き合って、脱獄して協力して。
ニアナとネイシスの掛けあいが面白かったです。
最初ネイシスの髪がキラキラなのは、金髪だからかと思っていたら、ほんとにキラキラしてたっていうのは、確かに目立つだろうなぁって。
ネイシスが浮き世離れしてて、いろんなことができて、途中ニアナに光の玉を入れちゃうところは、ネイシスがニアナのことを気に入ったからかなぁって思ったんですけど、ラブ度は少なくて、ちょっと残念。
ネイシスの正体は、ニアナと同じくほんとに最後まで分かりませんでした。普通なら予想がつくのに。
父上が竜候で、母が天竜ってのはなかなか気付かないです。
最後は一緒にネイシスの共和国に行くのかと思ったら、別々に。次巻も出てるみたいなんで、次も読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ
類いまれな演技力を持つたくましい娘ニアナと、自称・精霊の加護を得ている文化委員の青年ネイシスがある日、牢屋で出会ったことからこの物語は始まる。ネイシスは美術品の収集と保護を目的に文化委員として様々な国を回っているのだがその朴念仁の性格と無表情のため、どうにも疑われて仕方がないらしい。対してニアナは一人で生きていくため会話術も交渉力も演技力もピカイチの実力を持つ。そこでひょんなことからニアナは彼に協力することに。
中古で手に入れて読むのをほったらかしにしていましたが、読み始めたらスイスイと読んでしまい、あっという間に終わってしまった。面白かったな~。次に何が起こるんだろうって予想がつかなくて、ドキドキしながらページを捲りました。
口が上手くて演技派のニアナと朴念仁で無表情のネイシスとの掛け合いが面白かったです。ただ、こんな2人なので恋愛要素はほとんど見られませんでしたけど(笑)ラストで唐突に愛の告白?をしたネイシスに彼らしさを感じましたけどねww