【感想・ネタバレ】嘘つき姫と竜の騎士2―大舞台の後始末―のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年10月25日

続編が出ていたので購入。前巻の最後で、普通なら一緒に暮らすのに別々に暮らすことになったのが意外に思っていましたけど、ニアナの中にある光でつながっていて、ニアナのピンチの時には即座に助けに来てくれる。やっぱりヒーローはネイシスです。

ネイシスの母のレーナの天然ボケもいい感じで、竜候の父の性格はまだ分...続きを読むからないですけど、たぶん二人がセットになったら、さしものニアナも太刀打ちできないように思います。

ニアナが襲われて、ネイシスが登場するシーン。やっぱり来たかって天を仰いだあと、国王のシグルスの対応もなんかいい感じだし、意地を張ってたニアナがネイシスに抱き付いたところは、騎士様たちと同様、ちょっとにやけちゃったり。

最後はまた別々に暮らしてますけど、今度はニアナがネイシスの元に行く感じで終わってます。あとがきではこれで終了ってなってましたけど、できれば、是非是非続きも書いて欲しいなって思いました。

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購入済み

微笑ましい

Bb
2014年10月23日

1巻、2巻読。

ヒロインのニアナは小さな頃から苦労人で、しっかりしていて頼もしいけど、実はとっても繊細でピュアな女の子。

ヒーローのネイシスは、出生からして特殊な存在なので、独自の目を持っていて、物事に動じず大らかで少し頓珍漢。
でもニアナがちょっとやさしい言葉をかけると、直ぐ嬉しくなって光が強...続きを読むくなったりと、とても可愛いらしいところもあります。

無自覚な可愛さのある二アナと、朴念仁のようでいて優しく頼もしいネイシスとの、微笑ましい会話や仕草や行動は、充分ニヤリとするような暖かさがあって、あからさまなイチャイチャ表現より程よくて良かったです。

「巨大な竜の足元でちょこまかするコマネズミ」とニアナは自分とネイシスの関係を喩えてますが、ほんとにそれくらいネイシスには繊細なニアナを包み込む大きな優しさがあります。

考えの違う人たちとの関わりと国のあり方などを物語に上手く組み込ませて、登場人物たちの会話の掛け合いなどもテンポよく進み、ストレス無く後読爽やかな作品でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年05月07日

前作「嘘つき姫と竜の騎士」の続編。
革命後、想いを通わせたニアナとネイシスだったが、お互いの生活のため離れ離れで暮らしていた。「離れていても繋がる心」の絆の力をネイシスより授けられたニアナだったが、それでも忙しさの合間に寂しさを感じていた。そんな中、王都に連続失踪事件が発生。ニアナのいる孤児院の子ど...続きを読むもたちにもその魔の手が忍び寄り、ニアナも危ない目に会う。そして駆けつけたネイシスと共に再び事件解決に乗り出すことに。

1巻が面白かったので2巻をさっそく続けて読んでみた。
離れて暮らす2人なので、序盤はニアナの側にネイシスがいないから若干物足りなさを感じつつ、彼がやってきてから、やっぱりこの2人は一緒にいないとね、と思いました。なのでラストのニアナがネイシスを追いかけて彼の国を訪れるという展開もあっさり納得。その国での彼女たちの騒動もまた読んでみたいとも思いますがこれにてこのシリーズは終わりなのかな?
書籍の方の「灰と王国」ではネイシスの両親の話らしいので、そちらも読んでみたいと思いますが、ニアナとネイシスは出てこないからなぁ~。
恋愛要素は少ない物語でしたが、テンポのある展開とキャラクターたちの小気味よい掛け合いが読んでいて楽しい作品でした。

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