【感想・ネタバレ】悪党たちは千里を走るのレビュー

あらすじ

「真面目に生きても無駄だ」。しょぼい騙しを繰り返し、糊口を凌ぐ詐欺師コンビの高杉と園部。仕事先で知り合った美人同業者と手を組み、豪邸の飼い犬を誘拐しようと企てる。誰も傷つけず安全に大金を手に入れるはずが、計画はどんどん軌道をはずれ、思わぬ事態へと向かってしまう――。スピーディな展開と緻密な仕掛け。ユーモアミステリの傑作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

珍しく軽いテンポの貫井作品。重い話が多い著者だけど、たまにはこういうのもいいね!面白かった!
人を騙して金をむし取ろうとしたものの、ひょんなことから菜摘子と巧と知り合い、逆に誘拐事件に巻き込まれる。
根が単純なのか、結局、悪党と言いながらも最後は人助け。登場人物が少ないので、何となく犯人はうっすら分かってたけど、面白くて一気読み。

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2014年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

純粋におもしろかった。軽いタッチの誘拐ストーリー。

あまり手際が良いとはいえない詐欺師たちが、小賢しい子供にそそのかされて誘拐を企てたのはいいが、その子供がどこかの誰かに誘拐されてしまった。子供を救うために、詐欺師たちは誘拐の実行犯になるしかなかった・・・というお話。

ノリの軽さを出すため、冗長な部分あり。登場人物が少ないので、犯人も絞り込める。

それでも軽いテイストを楽しむには最適な作品です。映像化したらおもしろいだろうな。コンビは誰と誰を組ませようか、なんて考えてしまう。

でも、この作者なら重い作品の方が好き。「慟哭」の衝撃が強すぎて、まだあれを超える作品には出会えていない。

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2014年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誘拐された子供を助けるために悪党達が走り回るというストーリー。最初の時点で伏線に気づいてしまったためあまり新鮮味は感じなかった。もっと上手く隠してほしい。

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2013年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誘拐がテーマの割には重苦しさが無く、
ミステリとしても大きな仕掛けは見当たりません。
文庫の分厚さの割には内容が薄い気もしますが
軽いタッチでコメディなノリの作品なので、
飽きることなくあっという間に読み終えました。

貫井さんの作品は「慟哭」と「被害者は誰?」しか読んでいないのですが、
シリアス路線の作品も軽いタッチの作品も
どちらも面白い作家さんだと感じました。
他の作品も積極的に読んでいきたいです。

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2013年04月22日

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