【感想・ネタバレ】【カラー版】アヘン王国潜入記のレビュー

あらすじ

【電子版特別カラー写真収録】ミャンマー北部、反政府ゲリラの支配区・ワ州。1995年、アヘンを持つ者が力を握る無法地帯ともいわれるその地に単身7カ月、播種から収穫までケシ栽培に従事した著者が見た麻薬生産。それは農業なのか犯罪なのか。小さな村の暖かい人間模様、経済、教育。実際のアヘン中毒とはどういうことか。「そこまでやるか」と常に読者を驚かせてきた著者の伝説のルポルタージュ。電子版には特典写真23点を追加収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

イラク水滸伝みたく面白い冒険譚みたいなのかなって思って読むと、確かにそうなのだけれど、最後、あとがきまで読むとしっとりとした気持ちになる。

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだまだ世界は広いことを思い知らされる…。
行きたくても行けないところが、まだこの世の中に存在するとは。
アヘンの実態を知るために、実際にケシの種まきから収穫まで、村に滞在しながら体験するなんて。
「誰もしないようなことをする」が高野さんのモットーというが、なかなか出来ることじゃない。
村人との交流が、笑えるところもあり、おもしろかった。
シラミに悩まされるくだりは、読んでてこちらまで体が痒くなってきた……。
服の縫い目という縫い目にビッシリと……ウゲー。
しかしワ州ってところは、ホント独特なんだなぁ。
ビルマであってビルマでない。
ビルマのお金も「なんだそりゃ」状態だっていうんだから。
日本でそんなところはまずないだろう。
高野さんの本を読むと、なんというのか、深窓のご令嬢がひょんなことから(本当は心優しい)不良と知り合って、いろんなことを体験していくうちに「この人は、私の知らない世界をどんどん見せてくれるわ!」と感じるのに似ている気がする。
まあ、私は深窓のご令嬢でもなんでもないけどさ。
願わくば、高野さんがもう一度、ムイレ村でお世話になった人たちの消息を探りに行って欲しいと思う。
もうきっと、行けないんだろうし、行けても見つからないだろうけど……。

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2023年09月01日

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