【感想・ネタバレ】危険なふたり(大塚綾子の人生相談シリーズ)のレビュー

あらすじ

「あ、そう。ぼくが出張中に彼女とデートしていたのね。じゃ、二度とそんな真似できないようにしてあげましょ!」新入社員の星野豪太は緑川剛編集長の声に震え上がった。人気出版社に中途採用された喜びもつかのま、なんと男の上司から惚れられた。婚約者の桃子にその悩みを打ち明けられずにいるうちに、なぜか豪太は、自分も彼を愛し始めていることに気がついた……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

まるでギャグのようなサスペンス?
昼メロのようなB級な香りがたまらない。
編集長の緑川を想像するのも楽しく、優柔不断な豪太もあまりの情けなさに親近感さえ湧いてくる。
緑川と運命的な出会いをしてしまったがために人生を狂わされる青年の話。
全くもって災難であり、お気の毒なわけだが、最後の展開にちょっと背筋が寒くなった。

0
2010年02月16日

Posted by ブクログ

……わはは! これはギャグ? ギャグなのかー? たぶんこの主人公にしてみれば笑い事じゃないのだろうけど。あまりに悲劇的&喜劇的すぎて笑えるお話です。ていうか流されるなよ主人公! と突っ込みっぱなし。いろんな意味で目を離せない展開に一気読み。一風変わったジェンダー論なんかも面白かったなあ。
しかし。ラストでの「復讐」はあまりにあまり。陰険すぎるこいつ……。この辺ぞくりとさせる、「人間心理の恐怖」ってのは巧いぞ。

0
2010年01月29日

「小説」ランキング