あらすじ
東京・神楽坂の老舗料亭「吟遊」で修業をしていた紫紋は、料亭で起こった偽装事件を機にすべてを失った。料理人としての夢、大切な仲間。そして、後輩・悠太の自殺。逃げ出した紫紋は、人生の終わりの地を求めて彷徨い、尽果というバス停に降り立った……。過去に傷がある優しい人々、心が喜ぶ料理に癒され、紫紋はどん底から生き直す勇気を得る。
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Posted by ブクログ
及川紫紋
生まれ故郷は東北の盆地の中心にある町。地元の高校を卒業後、調理師専門学校へ行くために東京に出てきた。父は七歳の頃に他界。東京・神楽坂にある「吟遊」という老舗料亭に勤めていた。春晴香の内部告発により吟遊を辞め、死に場所を求めていたところ、まぐだら屋にたどり着く。
浅川悠太
紫紋の職場の後輩。北東北地方の寒村の貧しい家庭に生まれ育ち、家計を助けるために中学を卒業後上京、料理屋で見習いを始めた。
湯田真
吟遊の料理長。
早乙女晴香
吟遊の仲居。紫紋のふたつ下。吟遊が料理の使い回し、賞味期限切れ食材の使用を内部告発した。湯田と付き合ってた。
宮前登紀子
吟遊の女将。十三代目吟遊グループに君臨する女帝。
宮本静子
吟遊社長の邸宅「お屋敷」の家政婦。解雇される。
前田譲二
吟遊の板場の先輩。
マリア
有馬リア。左手の薬指が失われている。紫紋が死ぬためにたどり着いた場所・地塩村の小さな漁村で食堂「まぐだら屋」を営んでいる。
宮前昭造
吟遊の専務。
カツオ
住吉克夫。漁師。
桐江
まぐだら屋の女将。
宮前敬三
吟遊社長。
立浪
桐江の主治医。
丸弧
行き倒れの青年。悠太になんとなく雰囲気が似ている。紫紋と同居。母を殺したと思い込んでいたが、携帯に母から大量のメールが届いており、生きていることがわかる。母の元に戻る。
与羽
十七年まえ、三十歳のとき、東京の小さな町で高校の数学教師をしていた。大学を卒業して翌年に結婚した年下の妻とのあいだに、五歳になるひとり娘がいた。
杏奈
与羽の妻。地塩村の大地主の娘。
花南
与羽の娘。