あらすじ
西欧文明中心の近代に終わりを告げ現代思想に新しい地平を拓いた構造主義。レヴィ=ストロースの親族・神話研究の、鮮やかな方法と発想の背景に見えてくる、ソシュール言語学やモースの贈与論。そして遠近法にまでさかのぼる、数学史の水脈に隠された〈構造〉のルーツ。モダニズムからポスト構造主義への知の戦線に、軽快な文章で歯切れよく迫る! (講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
構造主義をレヴィ=ストロースを中心に易しく解説する本。易しく、といっても、ぼーっと読んでると全然ついていけなくなって苦戦した。レヴィ=ストロースはソシュールの言語学や幾何学に影響を受けながら、人類学者として神話を研究し、神話とその異本から共通の構造を見つけるように、目に見えるもの形が違っても共通して持っている構造に注目した。たしかに数学であって、私は数学の苦手意識がありすぎるからな…ポスト構造主義がもてはやされているといっても、必ずしも構造主義に欠陥があってそれをポスト構造主義が乗り越えているというわけではなく、構造主義が完全に構造主義でないことを批判していたりもするので、ポスト構造主義も一面すごく構造主義だったりするらしい。いずれにせよ、ちゃんとデリダの批判などを理解せずに流行りに乗っかってポスト構造主義をもてはやすのは危険、ということだが、この本が出版されてから38年、今も日本は思想なきまま政権運用がなされている気がする。市民にもたしかに思想はない人が多いと思うし、私みたいに思想理解度が低い人が多いと思うから、なんか危険な気がする。頭悪い感想だけど。