【感想・ネタバレ】ビジネスの成功はデザインだのレビュー

あらすじ

希代のマーケッターとクリエイティブ・ディレクターによる、ビジネスの未来を変える、デザイン至上主義宣言。
神田昌典による第1部「裸で語るブランディング講座」と、湯山玲子による第2部「このデザインされつくした世界で」の2部構成。神田昌典はマーケッターの立場から、ビジネスでブレイクスルーするためのデザインの重要性を説き、湯山玲子はクリエイティブ・ディレクターの立場から、デザインで画期的に成功した企業の実例を挙げていく。個人から企業、地域、街作りまで、すべてはデザインにかかっている!

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Posted by ブクログ

マーケティングコンサルタントの神田昌典氏と著述家の湯山玲子氏、お二人のお話が読める本です。

神田氏はマーケティングの視点からデザインを、湯山氏はデザインの視点からマーケティングを語っています。しっかりとしたブランドを作っていくには、デザインを軽視してはならず、一貫性のあるメッセージをデザインにより表し、ブランディングしていく必要があると思いました。

営業マンもデザインを分からないといけないし、デザイナーもデザインだけでなく、マーケティング的な発想がないと、時代にあったデザインができない。これからの時代は、どちらか一方の視点ではダメで、両方の視点が分かる人材が必要だと感じました。

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2012年08月19日

Posted by ブクログ

神田 昌典 / 湯山 玲子さんの共著ですが、湯山さんのパートに共感できるところが多かったです。神田さんの本は何冊か読んでいますが、この本に関しては、あまり魅力を感じませんでした、経営コンサルタントってテレビの向こうから無責任に発言する人が多いので、湯山さんとの対比で魅力を感じなかったからかもしれません。

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2010年11月14日

Posted by ブクログ

すべての事業にデザインを!
これから、儲かる商売はデザインの力が非常に大事であることが、ありありと納得させられる。ファンを魅了するコンセプトをデザインできるが、ファンを増やし、ブランドを発生させる鍵である。

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2010年08月22日

Posted by ブクログ

神田さんの新刊。非常に素晴らしい。今までの神田さんのスタイルから一歩抜けた感じで書かれており、非常に共感できる。ビジネス×デザインがこれからの時代は大事。改めてお金かけるとこにかけないとなと思った。

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2010年08月03日

Posted by ブクログ

神田さんと湯川さんの講演をまとめたもの。
神田さんの話の中で出てきた、ブランディングが企業のスタイルや従業員の、意識を変えていく、ってのは、非常に興味深い。やはり人は見た目が8割とはよく言ったもので、説得力増すし、やってる感も増すよね。気に留めないと。
これからの時代、デザインです。というより、コンセプトを形に、その形をスマートに見せる、という意識が非常に大切だと思ってます。ぼくらの業界もね。なので、インフォグラフィック勉強したいですね。

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2015年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

チェック項目8箇所。ブランド作りはシンプルに・・・ブランド=ファンの数。ブランドは生まれるもの、源は計算ではなく情熱。まずは無料奉仕。ブランド企業になるには外面と内面両方磨く。仕事を通じて世界に向かって主張するものはあるか?それを行動に移す実行力は?カワイイを知ることが最低のデザインリテラシー。

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2012年06月22日

Posted by ブクログ

この本を要約するなら、
「デザインというコミュニケーションノウハウ」という言葉に集約されていると思う。

ビジネスにもデザイン性を。

なんだかんだで、見た目で寛げたり、感激されたり、
がっかりされてしまうことは多い。

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2012年06月15日

Posted by ブクログ

ダイレクトマーケティングの先駆者神田昌典氏がまさかデザインを語るとは!!
デザインとは外見だけでなく、商品・サービスの全てに意味を持たせ最適化すること。その考えに至るきっかけを与えてくれる本でした。

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2012年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ブランドはどうすれば作れるのか?」

エルメスはブランドの中のブランドだがマーケティングは行っておらず、職人の手によって最高級の品物を作っているだけ。
→ブランドは作るなのではなく、生まれるもの。
→ブランド=ファンの数

ビジネスの大前提:お金の流れを作ること。
→顧客は経営者の+−15歳の間で推移
→目安として年間15〜20%のお客が入れ替わらないと継続的な成長はあり得ない。
→ブランド企業になるためには少なくとも4年間はかかる。

【ブランドのメリット】
→プレミアム価格を設定できる。
→指名検索により他社との価格競争力に巻き込まれずに粗利を維持できる。
→広告宣伝費用を抑えられる。
→事業の水平展開が見込める。

【今の世の中の傾向】
人がバラバラの関心事項の中に没入している。

→今は会社の隣の人と話題を合わせるよりも、Twitterで関心のある人をフォローし、つぶやく方が刺激的。つまりネットではつながっているが、リアルでは分裂している。同じ物理空間にいながら、頭の中は別世界。

→もはや年齢や性別、学歴、場所で分類しても顧客像はなかなか浮かび上がってこない。なぜなら「何が好きか」という曖昧な感覚で閉じた空間の中でコミュニティを作っているから。

【顧客層を広げる方法】
閉じた空間を作っている壁が存在する中でいかにマーケットを広げるのか??
1、壁の上を超える方法
→広告宣伝
2、壁の下をくぐる方法
→デザインに徹底的にこだわり、コネクターに受け入れられるようにする。
→CSR

【壁の下をくぐる方法とは?】
気付いてみたらいつの間にか特定の会社や商品に魅せられていた、という状況を作る。
具体例はディーン&デルーカ。この会社が広告宣伝をしているのを見たことはない。お店に行くことはなくともトートバックはそこら中で見かける。全世界に28店舗展開しているうち、日本は10店舗。
→広告宣伝がほとんどない、つまり頭で考えさせてこのトートバッグが広がったわけでも10店舗できたわけでもない。顧客はこの会社に魅せられた結果、トートバッグを身につける自分に満足し、そしてこの店舗でコーヒーを飲む豊かさを缶感じる。
→美しい食材を世界中から集めて陳列した、食に「デザイン」を持ち込んだ事例。

【静かに密かにムーブメントを起こすには?】
ムーブメントを起こせるのは非常に限られた人。(芸能人等)彼らにブレイクする流行の最先端アイテムを紹介するのはヘアメイクアップアーティストやスタイリスト。ファッション業界。
→上記の感性の鋭い少数の業界人に受け入れられるためには「デザインに徹底的にこだわる」
*コネクター:感性の目利きができる存在
*メイブン:コネクターから受けた情報をたくさんの人々に影響力をもって広げる存在。

・企業の内的イメージを変えるには4年間かかる。
→ソフトバンクがボーダフォンを買収したのは2006年。キャメロンディアスをCMに起用し、iphoneと提携し、おしゃれなソフトバンクというイメージが定着するまで約4年。
とにかく安い服を売る、というイメージの強かったユニクロに柳井氏が社長に復帰したのが2005年。佐藤可士和氏がアートディレクターに就任し、ロゴを始めとしたVIを修正、変更、2006年ニューヨーク進出、2009年ジルサンダーと提携。

→この二つの会社に共通するのがグローバル企業への飛躍とデザインの強化が同時進行でなされている。
内面の本質がデザインによって外面化された時にその会社は本当に強くなり、幅広い顧客を魅了するようになる。

【ゲリラ企業がブランド企業に変わるプロセス】
1、リーダーに触れるもの:リーダーの外見
2、社員の手に触れるもの:名刺、レターヘッド等
3、社員のまわりのもの:オフィス空間、ウェブサイト
4、社外に広がっていくもの:ノベルティ、商品等
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現在はデザインのインフレーション状態にあり、何を持ってきても新鮮な驚きがなくなっている。
このような状況の中、「かっこいいし魅力的」と思わせるデザインの傾向は「ノイズ」ざらっとしたものが人を惹き付ける傾向がある。整合性のあるものの中に何かわけの分からないものがちょっと入っているという異物感のようなものが人を刺激する。きれいなことがいいのではなく、汚れだったり破れだったりに味を求めていくということが人間にとって実は魅力を持つ。
ex:昭和ブーム、ヴィレッジヴァンガード
→センスが良い、おしゃれでかっこいい欧米というものが、この間の情報の流通や個人レベルの豊富な海外体験からその幻想が崩れ、また日本もバブルを経て、高度経済主義社会の都市としての成熟を経たことが、日本土着の欲望デザインを貧乏がへばりついた負の記号から解放した。

【これまでのユニクロ】
「あなたの等身大の生活を支えるファッション」
→共感、大衆的なイメージ

【今のユニクロ】
アクティブに動く外国人モデルを使ってとにかくユニクロを着た瞬間の楽しさ、ポジティブさだけを瞬間的にたたき込むスピーディーで感覚的なCMを流すことで、日本の等身大のファッションからグローバルな空気をまとった一種の一流感を放ち始める。

【無印良品】
1990年に株式会社西友から独立
→過剰で無駄なモノはいらない、モノが中心ではなく人間が中心のシンプルな生活、というメッセージ。

【デザインとは】
その行為の発端にはそれを発注するクライアントがあり、デザインをする対象や目的がはっきりしている。何かをデザインする時にその動機や根拠は必ず社会の中に存在する。つまり先天的に個性的なスタイルを持ったデザイナーというのは言葉の上で矛盾している。

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2011年01月08日

Posted by ブクログ

利益を出したかったらデザインに凝る。
これが、これからの時代の真実だそうだ。
デザインという創造物が現金に変わってゆく。
まさに、感性の競争なのである。
神田さんのオフィスの会議室の例をとってみても納得のゆくものであった。
社員が反対していた豪華さが神田さんご自身、会社のレベルを引き上げてくれる環境を提供してくれたのである。
始めから馴染んでいるものは、既に古いのだという考えが斬新であった。
とても面白い気づきの書だ。

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2010年08月31日

Posted by ブクログ

偶然、手に取った本だが意外に良かった。
デザインについて悩む中小企業の社長は前半部分(神田昌典氏が担当)だけでも是非。

『社長が頭で考えてデザインできるかというと、まず不可能です。ビジネスマンがアートやデザインをやろうとしてもダメなわけで、われわれができることは、強烈な世界観を構築した上で、その世界観を理解しそこに共鳴してくれるクリエイターを巻き込むことができるかどうかです。』

納得。
理念や世界観が先、デザインはその後。

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2012年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

デザインを突破口に、世界へ羽ばたくビジネスを創る 感性を研ぎ澄ますことで、ニッチがメインストリームに飛躍 小さきものでも、僕らは世界を語り始めなければならない 地方活性化こそデザインの力にかかってくる

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2012年07月15日

Posted by ブクログ

経営コンサルタントとクリエイティブディレクターの共著、ということで本を開いてみると、それぞれの講演の内容が前半、後半、という形になっており、最後におまけとして対談が記載されているだけだったので、ちょっと残念な感じがまず最初にあった・・・

両者ともに、これからデザインの重要性がより増していく、ということを語っている訳ですが、個人的には前半部分はちょっとよくわからなかった。「大企業におけるブランド・マネジメントという学術的な方法ではなく、あか抜けない事業をどうピカピカのブランドにできるかという方法について話します」とあって、論じられているのだが、そこまで語られていないように感じたのは、本当にスタートし出したところを紹介されているからなのか、なんとなく、表面上をさらっているようにしか読み取ることができなかった。

対して、後半の湯山さんの内容は結構面白かった。
(個人的な興味の内容の問題かもしれないけど・・)
取り上げられている事例としては、ユニクロ、無印、ラッシュ、あめやえいたろう、といった、ああ、そこか、といった企業なのではあるけれども、単純なサクセスストーリーというよりは、
自身の分析を大半に、なぜ、今このタイミングでこれが受け入れられたのか、時代背景とターゲットの心理を織り交ぜながら持論を展開されており、それが納得感を持って読める内容だったので、おもしろかったし、勉強になった。

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2012年01月06日

Posted by ブクログ

講演がベースとなっているので平易ですぐに読める内容。
その中から、どれだけ感じられるかということでしょうか。

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2011年06月11日

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