【感想・ネタバレ】愛しのアイリーン[新装版] 上のレビュー

あらすじ

※2018年10月4日まで配信していた『愛しのアイリーン[新装版] 上(1)』『愛しのアイリーン[新装版] 上(2)』と同じ内容となっております。重複購入にご注意ください。

吹き溜まりのような寒村に突如現れた、外国人妻・アイリーン。 彼女と、彼女をとりまく人々の欲望の姿は、荒々しくも、愛おしい――。 戦後日本社会の断絶点とも言われる1995年に連載開始。 『宮本から君へ』『ザ・ワールドイズ・マイン』と並ぶ新井英樹の代表作とされる傑作マンガ、ついに復刻。

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Posted by ブクログ

学生の頃ビッグコミックスピリッツ誌で読んでいたものを新装版で再読。
後半は全然覚えていなかった。

寒村に住む、両親同居40代独身の男がフィリピン人の娘と国際結婚する話だが、
登場人物に全員癖がありすぎて (特に後半) 前半キャラが濃い人物がかすむほど。
全体的にエログロな感じなのでそういうのに耐性がない人は要注意。
前半の陰鬱な感じからの急展開、後半悪い意味で一気に男を上げる主人公に注目してほしい。

描き下ろしのエピローグ収録。町山智浩の解説も勉強になった。

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2018年01月24日

Posted by ブクログ

田舎者の一人として言わせてもらうと、・・・リアルだ。
どこ行ったって田舎者なんてこんなもんだよ。
薄っぺらくて、薄汚い。
田舎の人たちは素直で優しいなんて幻想。
田舎の大人は他人の悪口ばかり。
やることないからセックスかパチンコか農作業ばかりしてる。
フィリピン人なんてそこら中にいる。
フィリピン人と結婚してる人も同じ数だけいる。
フィリピン人に偏見持ってるやつらは倍以上いる。
こんな世界。

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2011年02月06日

この作家さんの作品ほど

新井先生の作品は基本的にどれも実写化してもらいたい作品ばかり。この作品も2018年に実写化しましたね。
昨今の日本は色々な人種の人々が周りにいるのが当たり前になってますが、この作品が発表された頃は決してそうではないはず。
新井先生の作品、私は後半クライマックス辺りから涙目で読んでます。毎回w

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2020年08月23日

Posted by ブクログ

90年代当時も衝撃だったマンガだけど、今読むとまた違った感慨がある。止まらない地方の過疎化は、バブルで浮かれてた時にすでに始まっていたのがよくわかる。

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2017年07月23日

Posted by ブクログ

【我が愛しのアイリーン】

とにかく、秀逸。死にたくなるくらい愛と希望と絶望と孤独。読んでいて、苦しくなった。

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2014年07月10日

Posted by ブクログ

日本の農村の嫁不足・外国人妻の問題をテーマにしたドラマかと思って読んだが、予想を大きく覆された。農村の問題は背景でしかなく、テーマは生・性・死・母・子が渾然一体となり、物語がすすむほど、その純度が高くなっていく。マンガという形でしか表現できない純文学だと思う。

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2013年03月08日

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