あらすじ
市役所における人間と寄生生物の大規模な戦いは、人間側が多大なる犠牲を払いながらも多くの寄生生物を倒すことに成功した。だがその場をほとんど無傷で離脱した「後藤」は新一を襲う。ミギーと別れ別れになりながらも、なんとか逃げることができた新一。最強の寄生生物「後藤」とミギーを失った新一の最後の戦いが始まろうとしていた! 伝説的大傑作フルカラー版、ここに完結!
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有名な作品なので、あらすじよりも「人間は生き物を殺して食べることについて深く考えずに生きている」という点に注目したい。
寄生生物たちは生まれてすぐどう生きるべきか指令がくる。「この種を食い殺せ」と。野生動物も誰に習うでもなく獲物を捕まえ食べる。
人間だけが飽食の時代が続き、本能が鈍ってる。「天敵から食べられるかもしれない恐怖」を知らず、寄生獣の出現によって初めてその恐怖を味わうことで、動物の命を奪って食べることについて考える。
「牛や豚をさんざんミンチにして食ってきたくせにいまさら何を驚く?」―寄生生物のセリフのとおり人間がミンチにされて食べられる側になるのを想像した後で、「このハンバーガーまずい!」と食べかけを捨てた若者が極悪人に思える。命を奪って食うとはいったい…?
感情タグBEST3
善悪や敵味方の先にあるもの
人間の物差しを使って
人間自身を蔑んでみたって意味がない
当時もバトルもの漫画全盛で、今も相変わらずバトルもの
が流行ってますが、全く色褪せない力強い内容です。