あらすじ
第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作「夏休みの町」を収録した、新しくて懐かしい魅惑の作家、町田洋の初期作品集! 眠れない建築士と建物の声を聴く男。丘の上の戦闘機とありふれた夏休み。君に会えない僕と屋上で見上げた空。夜とコンクリート。平坦な日常にある、もう一つの地平に見たことのない景色がある。町田洋の静かな世界がここに!
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Posted by ブクログ
全部好きだけど特に「青いサイダー」が刺さりすぎて食らった。狭い世界で生きる子供にとって空想は生きる大きな力になるし、子供みたいな大人が近くにいることが救いになったりもするのだと思う。
「発泡酒」はこの超短編の中でよくここまでノスタルジックに表現できるなと脱帽。ラストのカットで誰もいない公園を持ってくるのがほんとにセンスの塊。
町田洋さんの作品集めたいし、この作品は何回も読みたい。
Posted by ブクログ
広がる世界が静かでおだやかなのがとてもよかった。
帯に「新しくて懐かしい」とあるけれど、まさにその感じ。都会的なのになぜか懐かしさをおぼえるふしぎな感覚。どれもちょっぴり切ないきもちになる。
とくに「夏休みの町」が好きだった。SFと現実のはざまのようなゆらっとしたテーマに、理想の夏の絵がうつる。
何度も読み返したくなるような短編マンガ集だと思った。
Posted by ブクログ
惑星9に続き、読んでみました。
二つとも不思議な作風だなと思う。
建物の声が聞こえる青年。
午前3時から夜明けは眠る建物。
っていう発想いいなぁ。
夏休みの町と青いサイダーが好きだな。