あらすじ
高校生の小幡洸之介は、画家である父の作品が夜になると動き出すという怪奇現象に日々悩まされていた。そんなとき、クラスメイトから 「綾櫛横丁にいる大妖怪が、そうした事件を解決してくれる」 という噂を聞き、半信半疑で訪ねることにする。丑三つ時を狙って綾櫛横丁の奥へと足を進めると、たしかに怪しげな日本家屋が建っていた。意を決して中へと入った洸之介が目にしたのは、驚くような光景だった。そして洸之介は、加納環と名乗る、若く美しい女性表具師と出会う ――。 人間と妖怪が織りなす、ほろ苦くも微笑ましい、どこか懐かしい不思議な物語。
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Posted by ブクログ
読後感良い。 一章の父の真意が発覚するシーンで涙が出てきた。こういうのに弱い。 ラストの環さんが化け狐であることを利用した表現上手いなぁってなった。
Posted by ブクログ
主人公の父、小幡洸泉。日本を代表する画家。ふらふらと旅をしながら絵を描く。彼のことを主人公はよくしらない。それにも関わらず洸泉は病に倒れ、親子の時間を作ることができないまま終わってしまう。残ったのは洸泉が描いた絵だけ。
あやかしでありながら、表具師である環と出会わなければ父の残した絵に隠された想いを知ることはできなかっただろう。最初の話から切なさと温かさを伝えてくれる作品だったように思います。
Posted by ブクログ
どことなくXXXHOLiCの香りがしないわけでもないし、まぁありがちな設定という気もするけど、読み物としてはそれなりにキャラたちもよく読みやすくてよかったです。
最終話はちょっとあざとい感じもしたけども。
続巻に期待の★3つで