【感想・ネタバレ】「あまった食べ物」が農業を救う ウンコと生ゴミを生かす循環社会のレビュー

あらすじ

国全体で6割の食料と、大量の肥料を輸入し、その後食料の3割近くを廃棄する国、日本。一方でほとんどを海外に依存している化学肥料は、すでに入手困難が指摘されるものもあり、国際関係の動向にも大きく左右される。膨大な無駄と深刻な危機を乗り越えるのは、生ゴミや家畜糞をきちんと発酵させ、有機質肥料として活用する社会だ。さらに「有機農業」の危険性にも注意を払いつつ、自ら循環型農業に取り組む農業コンサルタントが語る。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

残飯や排泄物をつかった農薬、化学肥料なしの循環型農業を目指す。
日本においては既にそのような農法を伝えられる世代は既に消えてしまった。農協が指導するままに農薬と化学肥料を使用し、形が良く流通に載せやすい代わりに滋味も栄養価も低い作物をつくることが農業の主流になって久しい。著者は理想論に陥らず、きちんと経営が成り立つような循環型農業を日本中に広げていこうとしている。とにかくバイタリティに溢れる人です。面白い。人も農業も。

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2012年07月03日

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