【感想・ネタバレ】悪女についてのレビュー

あらすじ

《自殺か、他殺か、虚飾の女王、謎の死》――醜聞(スキャンダル)にまみれて謎の死を遂げた美貌の女実業家富小路公子。彼女に関わった二十七人の男女へのインタビューで浮び上がってきたのは、騙された男たちにもそれと気付かれぬ、恐ろしくも奇想天外な女の悪の愉しみ方だった。男社会を逆手にとり、しかも女の魅力を完璧に発揮して男たちを翻弄しながら、豪奢に悪を愉しんだ女の一生を綴る長編小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の義輝の話を読んで、君子は美しいものが大好きな純粋な少女だったのだろうと思った。
美しいものの為なら悪意なく人を蹴落とせるし美しく魅せる為に平気で嘘もつけるという異常性をもっている。

悪びれもせず金や土地を奪う被害者にとってはそれは悪女にしか見えないだろうし、君子が美しく見せようとしている相手には潔癖で綺麗な所しか見えない。

鬼婆のような窃盗癖のある母親は美しくないので実の親ではないと嘘をつき、義彦が美しくない附子の嫁を貰う事を許せない。

元から飛び降りる動機はあったものの、
二十六人目の話を読むに年齢を若く美しく偽らずに適切な治療を受けていれば、死ななかった可能性が高い。

しかし最後に美しく死ねたので君子にとっては最高の結末だと思う。

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

公子のことを清く正しくいい人という人ととんでもなく嘘つきで悪い人という人がいる。
私も、とんでもなく頭が良くて、感心するほど計算上手な悪女だと思った。けれど、公子の幼なじみがそろばんを習ってたよねって言った時に公子は全く覚えていない様子なのがずっと引っかかってた。嘘をつけば済む事なのに覚えていない、人間違いだと言い切ったところに、もしかして双子かなりすましで2人いるんじゃないかと思ったくらい。そういうふうに私は本当は高貴な家の生まれなのにという作り話もそういうふうに本当に信じ込んで生きていくしかなかったのかな、その時その時で別人格を生きているのかなと思った。ドラマでは、公子がもし自殺だとしたら、人生の幸せの絶頂で終わりたかったのかなといっていたけどそれもそうなのかもしれないなと思った。

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2025年12月07日

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