あらすじ
《自殺か、他殺か、虚飾の女王、謎の死》――醜聞(スキャンダル)にまみれて謎の死を遂げた美貌の女実業家富小路公子。彼女に関わった二十七人の男女へのインタビューで浮び上がってきたのは、騙された男たちにもそれと気付かれぬ、恐ろしくも奇想天外な女の悪の愉しみ方だった。男社会を逆手にとり、しかも女の魅力を完璧に発揮して男たちを翻弄しながら、豪奢に悪を愉しんだ女の一生を綴る長編小説。
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Posted by ブクログ
『悪女について』
初めまして♪ 有吉佐和子さん⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
面白かったぁぁぁ( ͡ ͜ ͡ )
もう この作品を読んで 一発目の感想♡♥♡
今月の【月一文豪】は そう…『火垂るの墓』
なんですが…姐さん♥は 3冊の中から
「お好きなのどうぞ」システムで紹介してくれました
大岡昇平 「野火」
有吉佐和子 「悪女について」
「悪女について」は有吉佐和子さんの命日が
8月30日 ということも話をしていて……
(ง •̀ω•́)งヨッシャッ 状態で読んでいたんです。
……が、何と言うことでしょう…( ・ᴗ・̥̥̥ )
あと 50ページだわっ(ง •̀ω•́)งヨッシャッ って
ところで 記憶が途絶えて…目が覚めた時は
朝の4時( ・ᴗ・̥̥̥ )( ・ᴗ・̥̥̥ )( ・ᴗ・̥̥̥ )( ・ᴗ・̥̥̥ )( ・ᴗ・̥̥̥ )
NEOCHI ( ・᷄ ᴗ・᷅ )ゝ
それでも…いいのよいいのよ って姐さん♥は
優しいんです ⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
姐さん♥ サンキューーー♡♥♡
感謝を込めて…本題です( ¯∀¯ )
こちらの作品は …
富小路公子(とみのこうじ きみこ)
《自殺か、他殺か、虚飾の女王、謎の死》
───スキャンダルにまみれて謎の死を遂げた
女実業家・公子。彼女に関わった 二十七人の
男女へのインタビューで浮かび上がってきたものは……
…という入りです( ͡ ͜ ͡ )
公子はもう亡くなっているので…
公子は 一切語らずに二十七人が語ります。
もう…これが凄い。
ちゃんと二十七人いるの。有吉佐和子さんが
二十七人描ききっています(-Ò。Ó-) はい!
もう…見事!「いるな…こういうタイプ」と
思ってしまう人物像が描かれてるんです。
もう…唸ってしまいます( *´艸`)
私が 心惹かれた インタビューは…
長男 義彦のインタビュー
大人の書いた童話には、子供を舐めてかかっているようなものが多いのが気に喰わなかったんですよ。子供は、自分が大人と同じに遇されるのを望んでいるものじゃないでしょうか。
ところが母は、いつも「星の王子さま」みたいなものばかり買って来るんです。
童話(メルヘン)というのは大人のための読み物じゃないでしょうか。現実生活の厳しさに喘いでいる大人が、お伽噺で夢を取りもどすために。
と、いう文なのですが…。
なんか すごいなぁ…と感じました。
お伽噺で夢を取りもどすために……って なんか
わかるんだよなぁ。自分がそうだから…
これを息子が母親のインタビューで話すの。
上手いなぁ…と唸ってしまいました( *´艸`)
次男の 義輝のインタビューも好きだなぁ♡
それにしても…有吉佐和子さん すごいなぁ。
これを読んでいると 富小路公子 がいるんだもの。
公子自身は直接出てこないで 二十七人が
公子を語る手法…(関節描写って言うんですって) が見事すぎて…
この小説が昭和五十三年に描かれて、今なお
読み継がれているというのは納得ですね!
気になる方は 是非 読んでほしい♪
あぁ…こんなに面白い作品 寝落ちすんなよな
( ↂ⃙⃚⃛ ωↂ⃙⃚⃛)
本当にごめんなさい( ・᷄ ᴗ・᷅ )ゝ
Posted by ブクログ
キミコについての27人のインタビュー小説。
めちゃくちゃ面白くて続きが気になってしかたなかった本。
結局人って自分本意でしか生きられないよなぁと、人間の底を見せつけられた気がして圧巻だった。
今も女性は生きづらい面はあると思うが、昭和って今よりずっと男社会で女性は生きづらかったと思う。
結局キミコのように自分を魅せるのが上手く、先を見据える力とそれに伴う努力ができる人がどの時代も勝ち上がっていくのだと感じた。
Posted by ブクログ
主人公本人の語りが登場せず他者それぞれの視点での語りで完結するこのスタイル!
(ちょっと前に『オパールの炎』を読んで、こんな描き方があるのか!と衝撃だった)
人間って本当に自分の見たいものしか見ないし、信じたいものしか信じないんだなとつくづく思わされた。
全方位を自分の味方につけるキミコトークの巧みさ…男はほとんど全員騙されてるのもすごい。声量までコントロール…
本命は輝彦だけだったんだろうね、唯一避妊せず金も引っ張らず(アラン・ドロンは顔と若さ要員)
初恋の人と最後まで添い遂げたようなもの、なのは、ある意味では純真な女なのかもしれないと思った。
Posted by ブクログ
まだ7月だが今年一の作品といっていいくらい素晴らしいものだった。ずっと間接描写であるからこそ1人の女性の人生がこうも様々な面を持ち色んな世界を作り出していくことができるのかと感嘆した。公子は悪女ではあるものの、この27人と同じく私も彼女に魅了されてしまった。
Posted by ブクログ
27人ものインタビューという、数の多さにびっくり。
「虚飾の女王」という表現がピッタリな気がした。
全員のインタビューで、少しずつ食い違いがあり、その構成が秀逸だった。
1983年発売で、何とも新鮮な感覚。こういう本が色褪せない作品なんだろうなぁ。
何が真実で、何が嘘で、どこに「己」があるのか
まるで掴みどころのない女実業家・富小路公子。
あまりにもインタビューの内容が180度違うことがあり、頭が混乱し眩暈がしてしまった…。
結局死の真相は明かされず、謎のまま終えるのだが、そういう終わりもまた良かったなぁ。
Posted by ブクログ
主人公の女性については、言葉は悪いがかなりの胸糞だと思います。
この主人公の女性に関係する沢山の人間からのインタビューを取る形式の小説ですが、女神様のように形容される一方でまたある方面からの意見では極悪人として語られる。
これ程極端ではないにしろ、私たち皆、そんなものなのかもなぁという感想を持ちました。つまり、ロールシャッハテストや騙し絵の様に、同じ人物や物事、出来事でも、対応、受け取る人間によって180度違う感想になるという話。
Posted by ブクログ
いやー面白かった!
死んでしまった1人の女性に関して様々な人の視点から語られてるんだけど、どれが本当の彼女なのかわからない位見せる顔が違ったんだなぁと。
最初はミステリーっぽいって思ってたけど、最後はそういうことね、彼女らしいわっていう感じだった。本当にいろんな顔見せてた主人公だったから最後どうやって帳尻合わせてやってたのかネタバラシみたいなか本人の視点からあるとより面白かっただろうなぁって思う。まぁ死んでしまった人の話だからそれは無理なんだけどね。
Posted by ブクログ
すごく興味深くて、面白い作品だった。
謎の転落死を遂げた40歳の女実業家・富小路公子について、27人の知り合いが彼女の人柄を語る構成になっているのだけれど、「あの人は潔白だ」「素敵な人」「あんな女のことは思い出したくない」など、語る人によって公子の人物像がまったく違う。読みながら年表や相関図を書きたくなるくらい人間関係が複雑で、公子がいかにうまく人間関係を欺いていたのかがよくわかる。
2人の息子のくだりでは、「ああ、あの2人のどちらかの子どもなのね」と思ったところで、さらにもう一人の候補が出てくる。本当にこの人、何人と同時に関係を持っていたんだろう、と驚かされた。産院にこんなにたくさんの男性が出入りしていたとは思わなかった。
そして、当然のことではあるのだけれど、それぞれが自分の主観で公子について語るため、「ネグリジェで死んだ」とか「殺された」とか、証言の内容もばらばら。27人いれば27通りの公子像があるのは当然なのだけれど、それぞれが自分の目に映った公子を語っているからこそ、同じ人物についてこんなにも違う話になるんだと思った。噂というものも、こうやってそれぞれの解釈や思い込みが混ざって、尾ひれがつきながら変わっていくんだろうな、とも感じた。
公子の言葉には、綺麗で感動するような、励まされるようなものがあったのも事実だった。男関係だけを見れば悪女だし、偽物の宝石を売るのは詐欺だし、勝手に籍を入れることだって悪いこと。それなのに、あの人の言葉には人を動かす力が確かにある。その言葉が一体どこから生まれていたのかは、最後までよくわからなかった。
最後に、血圧が低く体調を崩していたという描写があるけれど、いろいろな顔を使い分けることによる心労が、そうした身体的な不調にも出ていたのかなとも思った。
ただ、知り合いには巧みに嘘をつきながらいろいろなことをしてきた公子が、長男に対してだけは強い執着を見せるのはなぜなんだろうと思った。そこだけは、公子にとって何か特別な意味があったのだろうか。
Posted by ブクログ
インタビュー形式で進むため、最初は没入感が得られない。
中盤から主人公について情報が増え面白くなるが、第三者視点のため盛り上がりにかける。
ただ、たくさんの登場人物が出てくるが個性が立っており良い。
Posted by ブクログ
富小路公子さん…多分、悪女ではないんじゃ?
27人の証言がそれぞれ異なるのは、公子さんが各人物に合わせた顔を作っていたのかな?
人は誰かに対して、「こうであってほしい」という気持ちの上で印象づけてしまうんだろうなぁと思いました。
彼女の事をとやかく言っていた人物も、擁護出来るほどの生き方でもないですし、根っからの悪人はいないと思うんですよね…。
次男の証言が1番真実に近い気がします。
自殺をしたとき、公子さんが見える世界も公子さん自身の容姿も、自他共に認める最も美しい瞬間だったのかなと。
公子さんにとっては全て嘘偽りない…だけど、生い立ちに相当のコンプレックスを感じ、かなりの努力をした結果、理想と虚構が混在しちゃったのかもしれないです。
でもなぁ…羨ましいとは思わないですし全てとは言わないですが、強く生きていくうえで彼女ほどのバイタリティとガッツは見習いたいところですね。
Posted by ブクログ
嘘で塗り固めた人生。
自分のルーツである生みの親まで否定し、自分に都合のいい物語を作り上げる。
現実の自分を愛することができなかったから、理想の自分を演じることに執着したのかもしれない。
コンプレックスが反骨精神を生み、なりたい人物像に近づくように人一倍努力し、バレないように嘘を重ねていく。
彼女にとって夫も子どもたちも周囲からの評判も、宝石と同じように自分を輝かせる道具のように見えた。
すべては「完璧で高貴な富小路公子」という虚像を完成させ、自分を最高に輝かせるための装飾品。
自分が完璧に演出したヒロインを生きていたのかもしれない。
完璧なセルフプロデュースによって、最後まで自分を一番魅力的に魅せることができて満足だったのではないかと思う。本当の自分は誰にも見せたくなかった。
でもこれは私の想像なので、彼女が本当にそう考えていたのかは作中では確かめられない。
何より残念だったのは、私が1番読みたかったものが、まさにこの物語の裏側にあったこと。
自分がものすごく興味があるのは、嘘をつきながら生きる人間の心理なんだと思う。
彼女がなぜ嘘をつくようになったのか、初めての嘘がバレなかった時に思ったこと、自分の嘘を疑いもなく信じている人を見て何を思ったのか。
成功するたびに何を思い、罪悪感を感じることはあったのか…。
有吉さんの描く彼女の心理描写も読みたかった。