【感想・ネタバレ】人生が二度あればのレビュー

あらすじ

夫の心ない言葉に傷つき、家族のために自分を犠牲にしてきた人生を悔やむ63歳の主婦・雅美。
大谷選手をまねて、人生設計シートを作り、もう一度人生をやり直せるならどんなふうに生きたいかを考え始める。

「女性が胸を張って生きられる世の中にしたい」
そう目標を書き入れたとたん、雅美はタイムスリップし、中学生に戻ってしまう……。
同じくタイムスリップした、かつての憧れの人・天ヶ瀬とともに昭和の男尊女卑に満ちた価値観を変えようと、奮闘するが……。


『マンダラチャート』改題。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

とても面白かった。
私も女なんだからとか男なんだからという言葉がとても嫌いで、ちゃんと自分の意見を言える主人公がかっこよかった。
幸せになってほしい。

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2026年10月11日

Posted by ブクログ

読みやすかったです。
人生設計を元に人生をやり直していくというのは中々定番ではありますが、タイムスリップしてってところでは中々無いのかなと思います。
読んでいて、男尊女卑であったり、女はこうあるべきみたいな考え方が今の時代と合わなくて、でも昔はそれが当たり前だったからこそ、雅美の疑問はさぞ分かると思いました。

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2026年10月09日

Posted by ブクログ

壮絶だった。自分自身が就職で苦労したことはないし、家庭内でも特に問題ないし、医師免許で全てを力づくでなぎ倒してきた人生なので、女だからと差別受けたこともなく、まぁ出産や子育てでジレンマはあったもののこの主人公ほど強く不公平感も感じていないのだ。
読んでてストレスがたまってしまった。

63歳雅美。夫は隙あらば妻を馬鹿にしようとする。中学2年にタイムスリップする。
母は私にだけ家事を手伝わせる。試しに兄に塩揉みを頼んだら快く引き受けてくれた。何もせずにテレビ見ている父に声をかけたらご飯をよそってくれる。意外だ。雅美は自分のお弁当を作る。

中学の時気になっていた天ヶ瀬も未来からタイムスリップしてきていた。CMや歌謡曲の歌詞やテレビの内容に憤慨しては手紙で抗議をしている。大学は建築科に進んだ。

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2026年10月06日

Posted by ブクログ

14冊目 / 2026年

人生、社会をうまく生き延びていくことの難しさをこの一冊から学ぶことができました。
今は今でルッキズム社会とかいって、「かわいい、きれい」が常に纏わりつく時代だけれど、ひと昔にはここまで明確な今とは全く違う女性の生きづらさがあったとは。。一言で、絶対に嫌だ。。
周りに合わせることも必要な場面はもちろんあるけど、自分のやりたいこと、言いたいことに蓋をしすぎて、歳をとった時に後悔ばかりする人生だけは避けたいなと強く思ったよね。。
私たちは、今この瞬間が一番若いので。

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2026年09月28日

Posted by ブクログ

『人生が二度あれば』からの気付き
面白い‼️

* 人生は思っているより短い。だから、ぐずぐずしている時間はない。
* 仕事に真摯に向き合うべき時期がある。
* その時期にしかできない挑戦や成長がある。
* 人生に明確なゴールなんてない。
* その時々で次の面白いことを見つけていけばいい。
* 何歳になっても、毎日ワクワクしている人が強い。
* 「努力家で、愚かで、大胆な人」でありたい。
* 周囲から見た評価より、自分が面白いと思えることに踏み込む。
* 他人の評価や世間の常識に人生を合わせすぎない。
* 常識外れでも、自分自身を大切にする。
* 自分自身が納得できる人生かどうか。
* 自分にとっての「当たり前」を疑う。
* お金は自由を生み出す。
* お金そのものが人生の目的ではなく、選択肢を増やし、「やりたいことをやれる自由」を買うもの。
* そして、本ってやっぱり面白い。
* 小説を読むことで、自分とは違う人生を疑似体験できる。
* 単なる知識ではなく、自分の人生を考えるきっかけになる。


私の母は、3歳の私と8歳の兄を残してお父さんと死別して、その後子どもを育て上げ、60歳くらいでパートナーを見つけた。今は介護で大変だとしても、「60歳だからもう遅い」ではなく、その時点から新しい人生を選んだとも言える。

だから、

「あの人生でよかったのだと思う」

という今回の気付き、この本のテーマともかなり重なっている

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

タイムスリップ系は浅くなりがちなのに、深かったのが意外だった。時代ごとで悩みも違ってないものねだりだなあと。今の悩みも未来では解決されてるのかな

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2026年10月10日

Posted by ブクログ

自分が60年以上の人生経験を持ったまま、中学2年からもう一度人生をやり直す機会が与えられたらどんな人生を過ごすのだろうかと想像してしまう。その時代の大きな流れには逆らえないのかもしれないが、何かの楔を打つことぐらいはできるのではないのかなと思うが。当時では思いもしなかったチャレンジをしたり、人との付き合い方も違った形になるのかな。
令和に再びタイムスリップした後の新たな選択で前に進もうとするのには希望を感じる。

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2026年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

言わずもがな、井上陽水の名曲をもじったタイトルだ。

主人公は63歳の主婦・雅美。夫の心ない言葉に傷つき、家族のために自分を犠牲にしてきた人生を悔やむ…
もう一度人生をやり直せるならどんなふうに生きたいかを考え始める。
「女性が胸を張って生きられる世の中にしたい」。
そう書いたとたん、雅美はタイムスリップし、中学生に戻ってしまう……。
そして63歳の記憶と経験をもとに、中学二年生から人生をやり直してみるのだ。

中2になり、家庭や学校で日々を過ごす雅美には世の中が男性中心に動き、常に女性は尽くしたり我慢を重ねていることに憤り、男尊女卑の記事を書く雑誌に抗議したり、CMに抗議したり…そんな毎日を送る。そして同級生の中に自分と同じ令和の時代からタイムトリップして来た初恋の男子・天ヶ瀬の存在を知る。

雅美は大学生になり、痴漢やアルバイト先でセクハラにあい、就職面接でもコネ就職や、女性はお茶汲みができ目立たない花嫁候補を探すだけの会社が多いことにウンザリする。

何よりも昭和から平成、そして令和へとつながる時代を知り、政治経済の流れもわかり、弁の立つ雅美が全く受かる会社が無いことが、何か時代を物語っているなあ。そんな人は求められていないのだ。またやっと就職できた住宅メーカーでも、今後売れていくだろう女性目線の商品提案をしても、誰も聞く耳を持たない。(爆発的に売れる未来を知っているのに)

令和までの世の中を知り尽くしている雅美が過去に戻り、真逆の人生を送り大活躍するのかと思いきや、全くその知識が役に立たず、おかしな女だと思われてしまうのが、リアルだった。やっぱりそうかもしれないな。
僕は男だから、知らず知らずに世の中に優遇されてきたのかもしれない。

劇的なラストは無く、何気に令和に戻る展開にちょっと出来過ぎな感じがあり、そこで同じく過去から戻ってきた天ヶ瀬と再会、世の中を変えるわけでは無く、淡々と終わったのが残念。

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2026年10月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

60代の女性が中学生から人生をリスタートする設定で、1970年以降の日本の価値観をまざまざと見たなと感じる小説だった。。

リスタートした人生が簡単に成功しないところが、リアルだと思う。
個人の努力だけではどうにもならない、むしろ努力したことによって、壁ができる当時の常識、信じたくない社会だった。

現代とは全く異なる(と私は思っている)信じられない女性軽視、セクハラ、こんな人ばっかりだったの?と思うような男性が多く登場した。

私は自分が学生時代から今日に至るまで、明らかな男女差別をされたと思う経験が、ほぼない。
子供を産んで、育児が始まったときに、初めて女性の役割みたいなものを感じ、夫に対しても、ものすごく腹立たしい気持ちが湧き上がったくらい。でも、総じて恵まれた環境で生きてきていると思う。

主人公の雅美の世代の女性のことを思うと腹立たしさは感じる小説だった。
でも、垣谷美雨さんは何らかの救いを最後に設定してくれるから、後味は悪くなかった。

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2026年10月03日

Posted by ブクログ

63才主婦が50年タイムスリップ!
その当時の雅美の意識はどうなった?
自分の体に63才の意識が宿ったのなら、疑問が湧いてきた。
思うようにならなかった人生が切ない。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

人生は短いやり直せたら、なんて思うこともあります。
この小説では、令和から昭和へタイムスリップした主人公が人生をやり直す中で、男尊女卑が常識の当時の社会で、女性の生きにくさが伝わってきます。
結婚相手に振り回されて、後悔している人に深く刺さる内容ではないでしょうか。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

女性で主婦でオバチャンの私は
冒頭を読んで
首がもげるほどうなづいているわけですが

その後タイムスリップして
自分が母親に
夫が自分にするような態度をとっていることに気づき
ハッとするシーンで
号泣してしまいました

してる…
私もしてる…
あとどのくらい生きるか知れない母に
今まで返せないくらいの恩を受けている(現在進行形)母に

まったくうちの夫は
と言うその口で
母にぞんざいな口をきいている…



ということで一旦中断…メソメソ


【続き】(読み終わりました)

私はこの主人公より一回り下なので
ここまでのドひどさではなかったけど
やはり女性の自分でさえ
女性の幸せは結婚して子を産むことで
男が外で働き養うものと思っていた

女性の高学歴が生意気と嫌われるのは
私の時代もあり
可愛げがない
お高く止まっている
そんなに勉強ばかりしているから行き遅れるなど
言われていた

主人公もせっかくやり直してるのに
理不尽な男尊女卑ムーブに翻弄され
就活のくだりは
私は同じ体験なんてしてないのに
悔しさと虚しさで読みながら涙がちょちょぎれた(死語)

上記の私のように
主人公もやり直しながら
周りだけでなく自分にもそういう「視点」があったことにたびたび気付く
その気付きをきっかけに
周りも自分を縛る「常識」から外れてもいいんだと楽になっていき
(特に家庭での台所と男たちの関係が良くなったのがとても印象的)

実は男尊とはいえ男性も固定観念に縛られていて辛い人もいたことが露呈

男も辛いけど女も辛いのよ(矢野顕子)
一緒に楽になれればいいよね

子ども時代好きだった人が
中身ちょっと残念だったのはトホホだけど
だからこそ素の自分で接することができて
その自分を理解して好きになってもらえたことも良かった

最後はちょっと
60代で結構思い切ったなと思ったけど
そのくらいがフィクションとしては希望の光になるのかもと思ったりもする




(しかし主人公はよくがんばったよ
私は今からあんなに勉強できない…)



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2026年09月23日

Posted by ブクログ

垣谷美雨さん、好きな作家さんです。「老後の資金がありません」とか「あなたの人生片付けます」とか「定年オヤジ改造計画」などをはじめ、10作近く読んだかも。今回も、垣谷さんの持ち味の、シニカルで鋭いツッコミが満載の人生ストーリー。63歳の主婦がタイムスリップするという建て付けから、ちょっとした回顧ものかなーと思っていましたが、少し違いました。昭和の時代から"女性"がどう社会の中で位置付けられてきたかについて、ルサンチマン強めに描写している感じ。実のところ、個人的にはそんなに刺さらなかった…昭和においての男尊女卑への問題提起を今、されても…という気になってしまったかなで。。でも東條人物の天ヶ瀬くんが素敵で、そこがモチベになって最後まで読み進めた!笑

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2026年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

んーなんか結構時事ネタが多いので
描かれている現代(2023年)ですら
だいぶ前のことに感じた。

憤りは多々あれど、
令和からの流行や流れを汲めば
もうちょっとうまく2回目できたんじゃないかね。
(本題はそこじゃないので仕方ないが)
こういう時代があったんだよっていう
記録みたいなものなんだろうか。

あともう亡くなっている親に再度会えたら
もっと感傷的になったりもしそうなもんだ〜〜

昭和の時代の、
女性は自宅から通勤できる範囲でって話
親から聞いて驚愕としたことあったなあ。

最後の最後、
もちろんひとりのひととしての
「わくわく」は大切だけど
ふたりとも子どものことは
まったく出てこないな〜って白けちゃったね。
ましてや地方の実家に駆け落ちして戻るなんて
それこそなにいわれるやらって感じしたけどな。

---

あんまり本には共感できなかったけど
柿谷美雨さんがエッセイで書かれていたという
『ある時期から〈「女性の地位向上に自分の人生を使おう」と考えるようになった〉』という気持ち自体は私も少しわかるなあと思う。
女性の地位とか、今後を生きていく子どもたちへの支援とか。後任へのクリアな橋渡しをしていきたいものだ。

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2026年10月07日

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