【感想・ネタバレ】異国トーキョー漂流記のレビュー

あらすじ

「私」には様々な国籍のユニークな外国人の友だちがいる。日本に「自分探し」に来たフランス人。大連からやってきた回転寿司好きの中国人。故国を追われたイラク人etc…。彼らと彷徨う著者の眼に映る東京は、とてつもなく面白く、途方もなく寂しく、限りなく新鮮なガイコクだ。愉快でカルチャー・ショックに満ち、少しせつない8つの友情物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

東京で出逢った様々な国の外国人達を通して高野さんが異国の「トーキョー」を体感!

改めて高野さんの発想のユニークさに驚いた。
辺境を旅するため、その国の言葉を覚えるには現地出身者に習えばいい、と色々な伝を頼りに東京にいる外国人を探しだし教えてもらう。
相手との考え方や風習の違いなんて何のその!
違う方が面白い、と相手の懐にスルリと入って行く。
ただ受け入れるだけでなく、相手や相手の国の情勢等を冷静に見る目も持っている所もさすがだ。

世界には文字を持たない言語が無数にあること、外国人も実は外国語が苦手なこと、そしてマクドナルドの重要さに驚いた。

思わず大笑いしたりしんみりしたりとこの一冊で私も色々な「トーキョー」を体験できた。
高野さんの出逢いの物語をもっともっと読みたい!

0
2017年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東京での話なのに、知らない日本を見てるみたいで面白かった。
友人の国際結婚で両家の距離感を埋めるのに一役買った話はあたたかい気持ちになった。形式に縛られず心のこもった、かつ気取らないスピーチができるのは高野さんらしいなぁと思う。人と人を繋げることができるのは長所ですよね。
人生が交差するのを見せてもらう中で、人との仲は会った回数では決まらないんだな、というのはすごく感じる。

0
2019年05月22日

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