あらすじ
様々な悩みや欲望を持つ現代人に喪黒福造が魅惑的に歩み寄り囁く。しかし、喪黒との約束を破った者はその代償を負い、奈落の底へ。一話完結のオムニバス形式で人間の愚かさや弱さを味わわされるブラック・ユーモアの最高傑作。待望の第1巻!
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喪黒福蔵の言葉
・「私はこれで儲けるつもりはありません。社会奉仕的な趣味なのですから、お金は一銭も要りません」
・「人間の積もり積もった欲求不満は意外なところに爆発するものですよ。だから、今のうちにちょっとした冒険を実行するよう、こうしてお勧めしているのです」
・「いくら高くったって車は物です。物をあまりに大事にしたり、執着しすぎることは、人を軽くみるもとになるのです」
・「ドライバーに必要なことは、人間に対する愛情と思いやりですよ。ドライバーがそれぞれ人間への愛情を持っていれば、事故は激減するに違いありません」
・「何でも始めから上手い人はおりませんよ」
・「護身術の一つぐらい身に付けておいて損はありませんよ。それを実際に使い使わないは別として、いざというときに自分が誇りを守れるという自信が貫禄となり、きっと仕事の上でもプラスになりますよ」
・「競馬に限らず、ギャンブルは余裕のある遊びでやるもので、生活のかかっているお金を賭けてはいけませんよ」
・「失礼だが、あなたの年齢はもう2/3は過ぎている。これから先はますます夢の実現する可能性は遠くなります。やるなら今のうちです」
面白かったです
人間の弱い部分をとらえて、ありそうな話だなと納得させられます。自分が喪黒福造に会った時には同じような目に合うのかそうでないか考えさせられます。