【感想・ネタバレ】バビロンまで何マイル?のレビュー

あらすじ

超現実主義の仁希と謎の多い多国籍家系の友理。幼なじみのふたりは12年前に助けた精霊から自由に時間を超えられる指輪をもらい…。コミックス未収録の連載原稿も収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

コミックスが1巻で止まってて、続刊が出るのを待ってたら
ある日突然文庫版が出て、取り敢えず完結の体を取っていた、という。

改めて読み返すとどう考えても『未完の大作』という気がしてならない。
たぶん1話1エピソードのつもりだったのが
ボルジア家のお話が濃すぎて長くなってしまい
そのうち休載したり何だりで仕方なくオチをつけた、というところだろうか。
タンパク質の話とチェーザレ君たちの話のヴォリュームが違い過ぎる。
ホントはローマから帰ってきてまた違う時代の違う場所に飛んでって
そのうち仁希のリアリスト振りにも変化が現れて
最終的にバビロンに行って帰ってくるまで続くはずだったんだろうな。きっと。
いつかその辺りの続編を描いてくれないかなー。
とか言ってるうちに20年近く経っちゃったからなー…。
続いてほしかった、という意味を込めて★1個マイナス。

この話を読んで塩野七生さんの
『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』を読もうと思ったのでした。
実際読んだのでした。…殆ど忘れちゃったけど。
もう1回読んでみようかなーなんて。

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2012年07月07日

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