【感想・ネタバレ】可燃物のレビュー

あらすじ

ランキング3冠! 警察×本格ミステリ傑作
【ミステリーランキング3冠】
米澤穂信、初の警察×本格ミステリーがついに文庫化!

【内容紹介】
群馬県警捜査第一課の葛警部は、上司にも部下にも煙たがられる存在だ。
だが、葛の捜査能力を疑う者は一人もいない。

連続放火、見つからぬ凶器、遺棄されたバラバラ死体、不可解な立てこもり――
難事件の奥に潜む真実を、葛警部だけが見抜く。
ミステリランキング三冠に輝いた、警察×本格ミステリの金字塔。

解説=有栖川有栖

単行本 2023年7月 文藝春秋刊
文庫版 2026年9月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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匿名

ネタバレ 購入済み

米澤穂信さんは好きな作家さんなのですが、作品によって相性の当たり外れがあって
(米澤さんは複数人いてそれぞれが作品書いてるのでは、と思うことがある)、
買う時は少しギャンブルで怖くてハードカバーには手が出せません(高いので)。

が、この本は当たりです。超お薦め。

解説の有栖川さんも仰ってますが、ぜひシリーズ化して続編お願いしたいです。

ちょっとだけ言いたいのは、
主人公が仕事中菓子パンとカフェオレしか食べてないのはどうなんだ? って事と、
2話目のタイトルは、なんでや? って事。
読んでる途中で訳が分かった時、えーっ? って声出ちゃったよ。

0
2026年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ハズレが一個もない短編集
ものすごく抑制の効いた文章で、ほぼ直進で結末までたどり着く潔さと、読後の余韻が良い。
文体自体が葛という人間の性格を表しているように感じる。今後シリーズ化するとしたら、ここにどんな固定キャラが加わって、どう変化していくのかが楽しみ。

ミステリのジャンルとしては非常にバラエティがある。以下短編ごとの感想。

・崖の下 折れて突き出た自分の骨を凶器とするとか、シンプルに痛そうすぎる。恨みの深さを感じさせる意外な凶器。

・ねむり 無関係に見える目撃者が結託して偽証をしたのはなぜか? オリエント急行オマージュ? ひとつ疑問なのはゲームをしてた大学生は別に偽証をしなくても仲間に寝てたことはバレないのではないか。チャットで繋がってるだけだし、住んでる国も違うんだからそこまで伝わるとは考えづらい。

・命の恩 これは唯一途中で真相が分かった。後味が悪くて好き。気になるのは、優秀そうな検死官が首だけが切り取られているという異常さをなぜ指摘しなかったのかということ。

・可燃物 火事が怖いから火をつける。落語みたいなオチ。

・本物か 一番好き。ブラックボックスとなっている現場の状況を証言だけで推測していく手探り感。ファミレス内に電話かけるところが良い。闇の中から声だけが聞こえてくるが、声の主の正体が分からないみたいなゾクゾク感。

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2026年09月05日

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