あらすじ
本書は、ザビエルやラフカディオ・ハーン、アインシュタインやチャップリン、そしてレヴィ=ストロースなど、数百年という時間軸の中で、十数名にわたる欧米の訪日者の日本印象記を忠実に辿ることで、日本人の視点だけでは決して気づくことができなかった日本と日本人の本質について、極めて具体的な解答を提示するものです。日本と日本人の将来について考える際、確かな手がかりを得ることができるでしょう。
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Posted by ブクログ
フランシスコ・ザビエル、ラフカディオ・ハーン、アインシュタイン、チャップリン、そしてレヴィ=ストロースなど、1500年代から戦後まで400年以上の間に、日本を訪れた十数名の日本印象記。
欧米人の視点で描かれていて新鮮だった。
ハーンもアインシュタインも日本の西洋化を憂いていた・・・と言うことは明治に思い、昭和でもそう思ったってことは、遡れば遡るほどいいってことか。
少し著者の中西さんのご意見が押し付けがましく思えた。
Posted by ブクログ
前に、「美しい国日本」をめぐって論争が起きました。美しい国って何?日本のいいところはどこ?私自身美しい国というフレーズにピンとこず、日本のいいところを考えたところで明確な答えがでませんでした。この本では、16世紀中頃にやってきたザビエルから20世紀末のレビィ=ストロールまで幾多の来日者の日本印象記を辿ることで日本人が昔から世界に誇るとことが何であったかを見ていくことができます。知的レベル、精神性、伝統、芸能、自然、感性・・・来日者たちは様々な日本の美点を記しています。日本のよさを再確認するとともに今までは気づけなかった日本の魅力に気づかせてくれた本です。(平岡)