あらすじ
聖書は決して夢物語ではない。私たちと何ら変わりのない血の通った生身の人間がそこにはいる。聖母マリア、長血を患う女、売春婦、マグダラのマリア……。みな病に苦しみ、他人を妬み、弱さゆえに誰かを裏切る。彼女たちの苦しみは、あなたの苦しみ。だから辛いときには聖書を開いてみて。惨めなのはあなただけではないし、決して独りではないと気づけるから。傷んだ心を優しく包む名エッセイ。(解説・宮澤エマ)
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Posted by ブクログ
没後30周年の遠藤周作のこの作品と目が合った。
遠藤周作といえば、遥か昔に「海と毒薬」を読んだ(?)ぐらいだった。
私は生まれてこのかた聖書というものを読んだことがないが、他の国の本や映画に触れる時、必ず宗教感が出てくる。
全く知らないよりは、少しでもかじっておいたほうが良いだろうと思い、購入した。
聖書の中に出てくる女性たちのことを、キリストを通して独自の価値観で、紹介しているため、キリスト教の根幹みたいなものが理解できた気がする。
信じる力は、人間を強くさせる。
この力の強さを理解したうえで、宗教感に近づかなければならないことがわかった気がする。