【感想・ネタバレ】フォース・ウィング―第四騎竜団の戦姫― 上のレビュー

あらすじ

2025年本屋大賞翻訳小説部門第1位のファンタジー×ロマンス、待望の文庫化

竜の騎手になるため、ヴァイオレットは死と隣り合わせの危険な軍事大学に入学する。彼女を待ち受ける極限状態の恋と命がけの戦い

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Posted by ブクログ

隣国ポロミエルとの攻防が続いているナヴァール王国で書記官を目指していた主人公が、軍の司令官である母親の命令によって竜に乗って戦う竜騎兵を目指すことになり、バスギアス軍事大学の竜騎科で奮闘する物語。

友情あり、因縁の相手との恋愛あり、死と隣り合わせのシリアス要素ありのロマンスファンタジー…と私の好きな要素が詰め込まれいるので飛びついたものの、作り込みが甘くて突っ込みどころが多い。
ファンタジーって現実から切り離された世界だからこそ、細部まで設定練られていないと途端に没頭しにくくなるんだよなあ…

まず竜騎兵は危険な任務と竜の扱いづらさから死亡率がかなり高いらしいです。
それなら人材を育てるためにも軍事大学では学生を大切にしたらいいのではと思うのだけど、入試試験からかなりの死人を出すような過酷さで、無事入学できても授業でもバタバタと人が死んでいくのは効率悪くないか?と思ったり。
そんな環境の中で誰よりも身長が低くて華奢で特別強くもないヴァイオレットが生き延びるのを主人公補正だな〜とどこか冷めた目で見てしまったり。
因縁の相手であるゼイデンは都合よく助けてくれるし。
そして露骨な下ネタが多い。(これに関しては冒頭にちゃんと注意書きがあるので読むのは自己責任)


登場人物は多いけど人物を深掘りされることないので名前だけ辛うじて覚えた人が亡くなっても悲しくなれない。
唯一好きなのはヴァイオレットの竜であるタールンです。
気難しくて口うるさいお爺ちゃんみたい。

何より翻訳の問題で誰の台詞なのかわからない場面があったり、単語の選び方が不自然に感じたりして翻訳に引っかかりを覚えてしまうのが1番しんどかったです。
少し前に日本語訳が読みづらすぎて読むのを断念した他の海外ファンタジー作品があるのですが、同じ翻訳者さんだということに購入してから気づいて納得。

とはいえストーリーのおおまかな輪郭はすごく面白いので、文句言いつつたぶん下巻も読むんだと思います笑

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2026年09月24日

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