【感想・ネタバレ】日本はこうして世界から信頼される国となった ~わが子へ伝えたい11の歴史のレビュー

あらすじ

先祖が築き上げてきた歴史から、大人は何を学び、どのようなかたちで、次の世代へ語り継いでいけばいいのか――。
学校では詳しく教わらない11の日本の歴史を通して、私たちの先祖の生き方とは何かを見つめ直す、新たな日本人論の試み。


「日本は世界で最も好かれ、信頼されている国です。
それは、海外に行くとよくわかります。
なぜ、日本人というと笑顔になる外国人が多いのでしょうか。
なぜ、これほどまで日本の製品<メイドインジャパン>は世界の国々から信頼され、愛され続けているのでしょうか。
その答えはすべて先祖の歴史の中にあります」(第1部より)

イラン・イラク戦争の緊急時に、なぜトルコは日本人を救ってくれたのか?
広島の慰霊碑に刻まれた『過ち』の真の意味とは?
日本がアメリカと戦わねばならなかった本当の理由とは?
世界一の高速鉄道・新幹線はなぜ僅か5年6ヶ月で開通できたのか?

……など、学校の教科書には書かれていない歴史の真実を紐解きながら、親から子や孫へ、大人から次世代へ、
今こそ語り継がねばならない先祖の“想い”と“生き方”に迫る一冊。
大人はもちろん、お子さまへの贈り物としてもお薦めします。


【目次より】
◆序章 歴史は過去からのラブレター
≪第1部 日本人の信頼≫
◆第1章 1890年 エルトゥールル号遭難──「恩送り」を生んだ誠実さ
◆第2章 1905年 日露戦争日本海海戦──敗者をも敬う立派な態度
◆第3章 1958年 ダットサン210北米上陸──挑戦し続ける気力
◆第4章 1703年 赤穂浪士討ち入り事件──法を重んじる文化
≪第2部 日本人の闘い≫
◆第5章 1853年 ペリー黒船来航──独立自尊の精神
◆第6章 1919年 人種的差別撤廃提案──信を通す勇気
◆第7章 1941年 日米戦争開戦──独立を貫く気概
◆第8章 1951年 マッカーサーの証言──証明された正当性
≪第3部 日本人の学び≫
◆第9章 1964年 東海道新幹線開通──革新的な発想
◆第10章 1859年 吉田松陰死す──飽くなき勤勉性
◆第11章 1944年 特攻──祖国を守る心の叫び

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本は海外で最も信頼されている国、メイドインジャパンや日本のシステムが、こうも人気が高く、愛される理由はすべて先祖の歴史の中にある。

マスコミや知識人?の影響で、日本国内では、自虐的歴史感がはびこっている。

紹介されていた歴史の断片は、過去の日本人からの恩義を忘れずに恩を返してくれた、トルコ人の気概。

人種差別の思想と帝国主義が当然の時代に、アジアを当前のように植民地化していた欧米諸国やロシアから何がなんでも独立を守り、日露戦争に完全勝利した、小国日本はアジア諸国に勇気を与えた。
また、敗戦国のロシアにも恥辱を与えず、敗者をも敬う日本人の気質。

自動車後進国だった日本がアメリカに挑戦し、現代ではトヨタ、日産、ホンダなど世界のトップクラスの自動車メーカーを排出する国となる礎をつくった日本人技術者の誇り。

忠臣蔵で有名な新撰組の敵討ち。温情や義理で死罪を免れることもなく、毅然として当たり前に法を優先させた法治国家、日本。

大東亜戦争に向かうに至った米国のオレンジプランや、日本移民排斥運動、日本の地理的条件、また欧米諸国が恐れた、日本人の得たいの知れない強さや真面目さ。

11の歴史的な事例を挙げてあり、歴史に埋もれた尊敬すべき日本人のご先祖様の行動や気持ちが心に響いた。

子どもの未来を良いものにしたいと思わない親はいない。孫の未来を良いものにしたいと思わない祖父母もいない。
今を生きる自分たちがいる日本は、ご先祖様が未来に託してくれた日本なはず。
どんな思いと苦労の果てに託された今であるかを隠された歴史を知ることによって、先人に感謝し、誇りをもって日本をさらに良くし、次の世代に託せるようの生きていこうと思う。

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2014年05月15日

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